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関裕二 / PHP文庫 (5件のレビュー)
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bukuawa
初代天皇神武天皇の大和への東征神話を考察した本。神話だから事実ではないと決めつけずに検証すべきという筆者の言葉はまさにその通りだと思う。 ただ内容は若干筆者が走りすぎている感も無きにしも非ず、もう少し…練ってもよかったのではないかという気もする。 筆者の不満にもある通り、どちらかというと記紀の事実性に疑問がついたまま置かれているという印象の、古代日本、王朝文化の始まりの考古学的探究も、いつかは大きな発展があるのだろうか。続きを読む
投稿日:2022.05.08
masazumi
「神武東征」と言う割には、それについての記述がほとんどなく、神功皇后の話がメイン。前作を読んでいなかったためか、いま一つ腹に落ちてこない。逆に卑弥呼の謎が深まった感じがして、ストンと落ち着くところに落…ち着いていない。 元々著者の推論は面白く、興味があったので、そういう意味では楽しめる部分も多い。 本書を読んで、これが真実だ!と思うような人には向かない。あくまでも一つの仮説として、読者が自分自身で考察するための一材料とすべき。続きを読む
投稿日:2013.07.11
jun
このレビューはネタバレを含みます
北部九州の女酋長卑弥呼を亡き者にしたヤマトの使者トヨがヤマトの裏切りにより南部九州へと逃れ、その末裔が神武東征を果たした。記紀はそれらの事実を様々な時代にバラバラに入れ替え語ってきたものである、との説。 ちょっと無理があるように思われる。
投稿日:2013.04.29
patshat
前作『天孫降臨の謎』も含めて筋が通っていて納得できる ただ、前作と重複する部分も多く、神武についての記述が少ないように思う また、古事記や日本書紀と、神功・応神の時代がズレる理由も知りたいところ
投稿日:2009.01.12
ポロリン
歴史作家さんの文章だけあって読みやすく、面白いの説が解き明かされています。祟る「出雲」の子孫である、大田田根子の位置付けには衝撃!
投稿日:2006.09.20
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