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灰谷健次郎 / 角川文庫 (4件のレビュー)
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nasunonasuo
最近、授業力、統率力に傾倒していた教師観が揺さぶられる一冊。古き良き時代、今同じことをやれば、時代錯誤なのだろうが、やはり子どもと対等に立てる教師には憧れる。子どもにとって、力がつくか否かは多分、あま…り問題ではないんだろうな。潤沢な思い出が、幼少時代を彩ることは、本当に貴重なことだろう。それを大人の視点で変えようとして、今の教育があるんだろう。どちらが本当の幸せの形なのだろうか。価値観が、移ろい行く。続きを読む
投稿日:2016.06.16
0703toyoda
灰谷さんの作品、20年ぶりくらいに読みました。先生と子供の心がくっついていて、優しい気持ちになりました。小学校の教師をしているkさん思い出しました。
投稿日:2016.05.23
佐保
短篇集なのだが、灰谷さんの短篇集どれもいいんだけど、今回はすべての短篇にはっとさせられた。もの凄く鋭い『ワルのぽけっと』から、例によって風の子保育園の『いくちゃんというともだち』まで、本当にどっきりさ…せられる視線の鋭さ。灰谷さんの眼はつよい。ファンなら誰でも知っていることだが、それでいてもの凄くやさしい……。今までと順位が変わった。灰谷さんの小説は、1位太陽の子、2位ワルのぽけっと、3位少女の器、で決まりですね。(個人的には、ですが。)それと、『ブゥ一等あげます』が、好きです。 こんな感想しか書けませんでした。 いつか作家になることを夢見ている者としては、すごく悔しいのですが、(言い訳でなく、)人間、感動するとなにも言えないものですね。それを言わなければならないのが作家という職業でしょうが……。 そういえば、私が作家になりたいと初めて思ったのも、灰谷さんの影響です。小4の頃、いじめを受けていた頃ですから私の16年程の人生で一番つらい時期でした。灰谷さんに救われました。続きを読む
投稿日:2011.02.21
zoker
30代後半には戻りたくもない、「剥き出しの昭和」。ノスタルジーとか何丁目かの夕日とかそんな甘さは微塵もない。
投稿日:2010.02.27
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