【感想】子供はわかってあげない(下)

田島列島 / モーニング
(59件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
30
18
3
0
0

ブクログレビュー

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  • ムライ カナメ

    ムライ カナメ

    絵柄がこの世界の片隅に に似てるなと思った。
    ゆるくてフワフワしてて読んでて本当に心地良かった!
    屋上の合鍵を作っちゃうとか、母親に内緒で父親に会いに行っちゃうとか、どんな人でも悪い面はあるけれど、その一面だけをみて否定する人は誰も居なくて。その人はその人として認められてる世界観がとても良かった。
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    投稿日:2024.03.02

  • ‪‪蜜の花

    ‪‪蜜の花

    このレビューはネタバレを含みます

    ❁*.゚クスッと笑えるようなやり取りが多いけれど‪、この物語が伝えようとしているものはきっと奥深いものなんだろうなと感じた。

    ❁*.゚会ったことのない私にお金を渡して、病院に連れて行ってくれた人が『お礼もお金も要らない。だけど、もしどうしてもなにか返したいと思ってくれているのなら、貴方が余裕が出来た時にまた同じように手を差し伸べてあげてほしい。』と送り出してくれた時のことを思い出した。
    綺麗ごとだって言われても、あの助けがなかったら私は今生きていられなかった。だから誰かに手を差し伸べる連鎖は自分自身も含めて誰かをまた救ってくれると信じてる。
    ❁*.゚そうして、また私も助ける側に回った時、そのバトンを渡していこうと思うし、驕らず『あの時の借りを返しているんだ』と感謝し続けることを忘れないでいたい。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    『世界に必要なのは「自分にしかない力」じゃない「誰かから渡されたバトンを次の誰かに渡すこと」だけだ』

    『「好き」という言葉はただのカードだ。それを見せるだけで済むようにお前らの先人達があみ出した方法だ。お前らはそれを受け継いで未来に残せばいい。カンタンでいいな。』

    『じゃあ、そしたらね、美波ちゃんが大人になった時、私と同じように自分より若い人にそのお金の分何かしてあげて。
    そういう借りの返し方もあるの。覚えておいてね。』

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    投稿日:2023.09.07

  • こったむホライズン

    こったむホライズン

    ・11話
    おかえりマンモス。

    ・12話
    ジッチャンの名にかけて倍返しだ!

    ・13話
    すごい。まさかカレーからこう紐解かれていくとは。

    ・14話
    おかえリベラリスト。

    ・15話
    「別に何も起こってないけどいきなり私の中で大変なことになって、そしたらいかりや長介が出てきてだめだこりゃって言って」

    ・16話
    実写の仁子ちゃんも原作の仁子ちゃんもいいなあ。

    ・17話
    俺の間合いに入ったら斬るぜ。

    ・18話
    「好き」という言葉は最高なのですぜ。

    ・19話
    告白シーン見てたらまた映画観たくなった。

    ・20話
    原作の兄ちゃんと善さんの空気いいなあ。
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    投稿日:2022.12.19

  • テクノグリーン

    テクノグリーン

    このレビューはネタバレを含みます

    田島列島著『子供はわかってあげない 下』(講談社)
    2014.9.22第1刷発行

    2022.5.15読了
     朔田美波は実父そっくりで、母親と全然似ていない。「絵に描いたよーなシアワセ家族」であることに疑問を差し挟むつもりはないが、音の遮断された水中で一人水泳に臨む彼女の姿にはやはりどこか哀しみを感じさせる。今の幸せを壊したくないという気持ちと実父に会いたいという気持ちに引き裂かれながら、実際にはかなり危ない状態だったのではないだろうか。

     つまり、どう説明すればよいのか、要するに彼女は自分の存在に自信が持てなかったのだと思う。

     実父は悪い人ではないのだろうけれど、ただやはり父親として肝心な部分が欠けている気がする(ついでに言えば、サエグサさんの犯行を予知しながら止めなかったのは、もはや共犯者に近いと思う)。しかし、あのままでは彼女は実父の元から帰れなくなる危険があった。門司くんが助けに来なかったら本当にどうなっていたか知れない。

     けれども、習字教室の「先生」である門司くんから「人は教わったことなら教えられる」という言葉をもらい、彼女の中で確実に何かが変わった。彼女だけでなく、実父にとっても自分の生き方をもう一度改めているきっかけになった。

     人は多くのものを他の人から受け取りながら生きている。悪いものは人に伝えず、良いものだけを他の人に手渡していければいい。そうやって良いものが世界をぐるぐる巡っていくとすれば、人の心を読める能力なんて大したものではないことが分かる。

     「貸し・借り」「先手・後手」「先生・生徒(弟子)」といった大きな主題の中に、子供から大人へと成長していく過程が見事に描かれており、清々しい読了感であった。

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    投稿日:2022.05.18

  • arumino

    arumino

    台詞回しが好みだったし、伏線のわかりやすさも落ちの付け方もまた自分好みだった。
    夏にまた読み返したい。

    投稿日:2022.02.14

  • さよなら!僕のマクガフィンたち

    さよなら!僕のマクガフィンたち

    面白かったですね!こういった優しさは、若い世代にバトンタッチされていく!
    甘酸っぱい青春ストーリー。

    投稿日:2021.08.19

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