【感想】花のような女

大田垣晴子 / MF文庫ダ・ヴィンチ
(1件のレビュー)

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  • 出雲一寸

    出雲一寸

    「花のような女」2

    著者 大田垣晴子
    出版 メディアファクトリー

    p52より引用
    “固有の匂いを持っていることには意味がある。”

    画文家である著者による、
    季節の花のイメージを女性に重ねて書かれたエッセイ集。
    イラストも全て著者による物で、
    実体験や友人の体験などをほのぼのした調子で語られています。

    上記の引用は、
    ドクダミについての項の中の一文。
    この様に述べておきながら、
    体臭の強いのがマズイとか消臭はエチケットとか言っています。
    確かにあまりにも不潔にしていて人前に出るのは、
    どうかなと思います。
    ですが、
    清潔にしていて出る体臭を消してしまうのは、
    あまりにも不自然で生物として無理があるのではないでしょうか。
    とはいう物のどの程度まで許せるか、
    我慢できるかは個人によるので、
    著者の言うとおり難しい問題だと思います。
    どの様な匂いであっても受け入れられるような、
    度量の広い人間になりたい物です。
    この本を読むと、
    女性でいるのは大変だなぁと改めて思います。

    ーーーーー
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    投稿日:2011.04.04

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