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内田康夫 / 角川文庫 (7件のレビュー)
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kitano
このレビューはネタバレを含みます
【浅見光彦⑤】 古典の時間、探偵が犯人?(すぐ解消されるのは残念) だんだんタイトルがかみ合ってきた (山椒大夫伝説、もう少し早く伏線張ろうね) 最初の殺人、とある殺意をキャッチして政治家に殺人を 誘い、マスコミというだけで政治家に利用価値あり等と 思わせて無事共犯になり、捜査をミスリードさせる目的 の為に(相応しくないと思われる)浅見光彦を巻き込み 周囲をウロチョロするが思い通りにならず、ひょんな事 で素性がバレて真相が明るみにでる・・・無いわ~
投稿日:2024.06.07
喜餅/Kimochi
【概略】 届いたハガキに書かれていたのは「願」の一文字のみだった。それを受け取った65歳の駒津はほどなくして殺されてしまう。また駒野の大学時代の親友の一人である三輪もまた、佐渡で死体となって発見され…る。佐渡には願という土地がある。ハガキに書かれた「願」は、この土地のことなのか。駒野の死に巻き込まれた浅見光彦が、この「願」の謎に挑む。 年月日不詳 読了 2024年05月19日 読了 【書評】 作中の「くたばれ水子地蔵」というキラーワードに吹いてしまった。過去にもこの作品、読んだことがあるのだけど・・・その時は引っかからなかったのかな?感受性に変化が起きてるのかもなぁ。 たとえばさ、機動戦士ガンダムの生みの親である富野由悠季さん、富野さんは実はシャアなんだ・・・なんてのがあってね。作者のマインドの一部または全部が作中のキャラクターに反映されるってのは、ある話じゃない?この「くたばれ水子地蔵」の背景に、作者である内田康夫さんのマインドが脈々と流れてるというね。宗教のやりすぎているところについての批判なのだけどもね。興味深い。 1987年に出版されたこの作品、現代とは異なるガジェットがあふれてて興味深い。「赤電話」とかね。そんな時代を感じさせる作品だけど、今読んでも面白いなぁ~と感じるのは、もちろん浅見光彦というキャラクターに対する自分の愛着が一番ではあるけれど、推理小説でありながらトリックトリックしていないところ・・・ストーリーテリングとしては劇的ではないかもしれないけれど、普遍性が強い作り方をしているからなんだろうなぁと思った。犯罪のところでのトリック、奇抜さがない代わりに、そこに至るコンテクストのところに人生のすれ違い的なものを置いてるのだよね。それが時代を超えても耐えうるのだろうね。あ、落語と同じだ。 自分にないところ、そして自分が欲しているところがあふれているのが浅見光彦で、だから定期的に読んでしまう。そういう意味では、自己啓発書のようなアプローチをしてしまうのは、他の読者とは違うところかもね。続きを読む
投稿日:2024.05.20
hanaasagi
内容(「BOOK」データベースより) 梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方…、大学時代の親友4人組の1人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は30数年前に佐渡で起った出来事に!警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。 令和4年5月23日~25日続きを読む
投稿日:2022.05.25
Ladias
さっくり読めた。浅見兄弟の関係性が垣間見えた。事件自体は解決まで淡々と進んだ感じ。自分も高所恐怖症なので、海府大橋とか絶対ヤダ。
投稿日:2019.03.27
りゅ〜いち
梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達された後、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の一人三輪も同じ葉…書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?事件の根は30数年前に佐渡で起こった出来事に。続きを読む
投稿日:2016.03.05
ATSUSHI
赤川次郎・西村京太郎と並ぶ御三家の一人。 僕の生まれ故郷が舞台になっている作品。 梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達された…あと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の一人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は? 事件の根は三十数年前に佐渡で起こった出来事に!! 警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。 昭和62年2月10日に初版が発行された、この物語の中で出てくる風景や旅情は、そのほとんどが色褪せることなく今でも感じられます。ただ、読後の余韻がなんだか暗い感じがするのは生まれ故郷が舞台となっているためでしょうか。続きを読む
投稿日:2010.03.30
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