【感想】青空としてのわたし

山下良道 / 幻冬舎単行本
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • yoichiokayama

    yoichiokayama

    仏教1.0から2.0、3.0への、ご自身の道のりが詳しく書かれています。
    それぞれの仏教のどこに問題があるか、それを乗り越えるために、何をしてきたのかが、書かれています。
    仏教3.0の、雲はそれ自体が私ではなく、雲を浮かべている青空が私だという、「青空としての私」は、言っていることはわかるのですが、まだ私には実感として分かっていません。
    これは私自身が、シンキング・マインドにとらわれているからなのでしょう。
    再読、再再読が必要な書です。
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    投稿日:2015.06.08

  • たか

    たか

     目から鱗が落ちました。仏教3.0に関して、より詳しくより論理的に書かれており、これは誰も論破できないと思えるほどです。もしかすると仏教史に影響を与えるかもしれません。

     これはある意味、日本の僧職へのメッセージとも取れます。多くの僧職の方が共感/実践したら、何かが変わると思います。もちろん世俗の立場としても実践できる内容もあるし、僧職へボトムアップできる何かもあるかもしれません。

     全ての宗派に属する方々に、お釈迦様直伝の瞑想を薦めています。これは、坐る概念のない宗派に対しても坐る事が必要だと言っており、革命的な提言です。枝葉が分かれるように伝わってきた仏教ですが、これからは、枝葉の成果物を携えて、少しは幹へと戻って欲しい気持ちもあります。
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    投稿日:2015.05.18

  • miaoo

    miaoo

    形骸化した日本仏教の再生を平易な言葉で提言。著者が生き方に悩み、様々な場所で様々な人と出会いながら試行錯誤してきた過程を辿ることが、そのまま大乗仏教とテーラワーダ仏教の問題点(*)の理解につながるようになっており、一般人にもわかりやすい。(*あなたはすでに悟っているという教えに実感が持てない/瞑想でシンキング・マインドを観察する私もシンキング・マインド)。「青空としてのわたし」という比喩で語られる肝心の解決策は、わかるようなわからないような…。こればかりは頭でなく実践しないと何ともだけど、刺激的な本でした。続きを読む

    投稿日:2014.11.19

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