【感想】日本をダメにしたB層用語辞典

適菜収 / 講談社
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
1
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • ざざあるいは電気羊

    ざざあるいは電気羊

    B層とは…
    大衆社会の成れの果てに出現した、今の時代を象徴するような愚民。「マスコミ報道に流されやすい『比較的』IQ(知能指数)が低い人たち」。

    これは、著者の造語ではない。
    小泉内閣時代、自民党が、広告会社に作らせた企画書に書かれていた概念です。

    現代版・悪魔の辞典といったところ。

    「アンダー・コントロール」漏れているということ。
    など、辛辣でブラックな面白い用語解説です。

    橋下さんのことはケチョンケチョンに言っているので、ぜひ読んでみてください。

    B層が世の中を動かしているんじゃなくて
    いいように操られているだけ。
    B層は、永遠に騙され続ける人々、なのです。
    あいたたたた…。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.24

  • whitesheep11

    whitesheep11

     B層について著者は、「B層は単なる無知ではない」が、「改革」、「変革」、「革新」、「革命」、「維新」といった言葉に弱く、「永遠に騙され続ける存在がB層です」と述べている。

     今回の衆議院選挙で過去最低の投票率だった。しらけムードと受け皿がなかったためと票所に足を向ける意欲をなくした人たちが多かったことを良く表している。

     安定多数を確保した自民党。その投手で総理大臣に関して「保守を偽装するグローバリスト。もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りましたと発言。亡国の移民政策なども推進と書かれている。ついでにアベノミックスについては、「出来損ないのお好み焼きのこと」とばっさり切り捨てている。少なくともあと数年はこのお好み焼きの出来損ない政策が続くことになる。

     あの号泣会見で一世を風靡した野々村竜太郎元兵庫県議員について「うわーん!」だけ書かれている。それだけで分かってしまうとはインパクトの大きい会見だった。兵庫県議と言えば、走って逃げた議員がいて吉本新喜劇かと思わず突っ込みたくなった。

     ここにはないが、「熊手で痛手を被った人」がいる。8億円の熊手とみんなの党を壊して無所属という名の「ひとりの党」の代表になってしまい落選、さらには関係先の家宅捜査とシャバにいられるか分からなくなっている。この著者ならどう描くのだろうかとふと思った。

     それにしてもこれだけいろいろ書いていると各方面から誹謗中傷や嫌がらせを受けたりしないのだろうか。評論家という仕事は神経が太くないとできないだろうなあ。
    続きを読む

    投稿日:2014.12.15

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。