【感想】しあわせは子猫のかたち

乙一, SHEL / 角川つばさ文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 2.3
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ブクログレビュー

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「人づきあいが苦手で、ひっそりと1人きりで生きたいとねがうぼく。けれど、ぼくのひっこした家には、先住者がいた。それは1ぴきのちいさな子猫と、すがたの見えない少女の幽霊で…。日なたぼっこや草花、人々の笑顔をあいする幽霊・雪村との生活は、しだいにぼくの心をとかしていくが!?ことばはなくても通じあう、感動の物語。そのほか「失踪ホリデイ」を収録。小学上級から。]

    乙一の作品、中学生になったらぜひ。
    わたしは『暗いところで待ち合わせ』が好き。
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    私は、角川つばさ文庫が正直苦手である。キラキラしていて、擬音語多くて・・。
    でも、今の子ども達、小学生たち、が実際に「おもしろい」「感動した」「好き」と言っている本が、ある。娘たちも夢中で読んでいる角川つばさ文庫がある。
    そこで、「子どもがハマった児童書」について、知りたいと思い勉強している。

    大人が子どもに「読んでほしい」本と、子どもが「今読みたい!」本は、違う。惹かれる絵柄も、読みやすい言葉も、違う。
    ・大人が子どもに「読んでほしい」本は、家の本棚に置く。読み聞かせする。大人が読んでいるところを子どもに見せる。良い本を紹介してくれるイベントや児童書に詳しい本屋に行く。そうやって、常に子どもの視界に入るようにしておくとよい。
    その上で、
    ・子どもたちがスキマ時間に、朝読書に、友達との会話に、力を抜いて読書を楽しみたいときに、「気軽に持ち歩いていつでもどこでもガンガン読める本」というものが、必要。私の小学生の娘たちには今、必要。友達が読んでいる本や、今話題の本、アニメなどのノベライズ本、小学生にはちょっと大人な恋の話や友情の話、自分と同い年の子が主人公の話、学校や日常を描いた共感できる話が、読みたいのだ。

    そこで、”子どもが「おすすめ!」「おもしろい!」と言っている本”は何か、
    何をどう「おもしろい!」と感じているのかを、母として、図書館員として、知りたいと思っている。
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    投稿日:2024.05.28

  • 凪野基

    凪野基

    24:先日の「箱庭図書館」の読了ツイートを読んで下さったフォロワーさんが、乙一さんならこれがお勧めですよ、泣きますよ! とプッシュしてくださった一冊。短いながらもきちんとまとまっていて、やさしさに満ちてる。乙一さんの癒しと励まし、そして肯定の物語。続きを読む

    投稿日:2018.10.08

  • はなうさぎ

    はなうさぎ

    表題作は、人付き合いを苦手とする主人公が、越してきたアパートにいた殺された先住者の幽霊と子猫と生活するうち、偶然にも殺人事件の解決に至り、最後は、彼女達から勇気をもらい、今までの自分を変えていこうと一歩を踏み出す。心温まる物語。そしてなにより子猫の存在に胸をくすぐられました~(*^_^*) 『失踪ホリディ』は、だいぶもったりした印象がありますが、気丈で才気に長けているとお嬢様自身には思わせておいて、実際は「してやったり」のお手伝いさん。話の展開としては、面白い終わり方だったのではないでしょうか。続きを読む

    投稿日:2016.01.28

  • kalitan

    kalitan

    このレビューはネタバレを含みます

    「しあわせは子猫のかたち」「失踪ホリデイ」の二編を収録。あえて角川つばさ文庫版を、どんなものかと買ってみた。あまり子ども向けの改稿はしていないのか、大人が読める文章にフリガナをふりまくった感じ。ラノベっぽい毒はなく、若い人の孤独とせつなさを書いていてYAらしい作品。「しあわせ……」は男子大学生主人公で自然な感じだが、「失踪……」の女子小学生の語りは後半、大人っぽくなりすぎて少々無理があるように思った。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.03.03

  • natsu

    natsu

    絵が加わってなお読みやすくなった気がする(*´∀`)
    個人的には乙一さんの「暗いところで待ち合わせ」を
    似たような絵をつけて出版して欲しいです(*^^*)

    投稿日:2014.03.04

  • ヒカリ

    ヒカリ

    このレビューはネタバレを含みます

    どうしても言葉にすることができない思い。心の中に沈殿していた思いを見事に言葉にしてもらったのが、この本。

    同じことを考えている人がこの世の中にいるんだ、と思えたのが救いでした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.07.05

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