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船戸与一 / 小学館 (12件のレビュー)
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総合評価:
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lem@本郷文学散歩編
扉を開けるともう後戻りはできません。 読み始めると止まらないタイプの小説です。 ブラジルの荒野 カイピリンガというお酒 砂漠にバッタの大群!? ここではないどこかへ 連れて行ってくれる本。 夢枕…獏さんがどこかで絶賛していて 知ることができました。 ありがとうございました。 続きを読む
投稿日:2024.02.10
びん
肌を焼くような灼熱の大地と、間断なく汗が吹き出る暑く乾いた灼熱のブラジルが舞台というだけで気分を高ぶらせる。 町を分断する因縁を持つ2家の駆け落ち劇に端を発し、雇われた1人の男の出現で両家の戦いが町を…巻き込んで死体の山を築いていく。 緻密な計算とグイグイと周りを引き釣りこむ主人公の強い個性に魅了され読む手が止まらない。 再読本に入れる。(^_^)v続きを読む
投稿日:2023.04.29
cameleon
安定の面白さ。 異国を舞台に、 タフな日本人が、 野蛮な外国人をバッタバッタとのしていく。 この設定がもう面白い。船戸与一の真骨頂。 海外で日本人って舐められるからスカッとする。 またコロナ禍で…海外旅行できないストレスもあってか 異国情緒あふれる情景に魅了される。 そしてとにかく渋い登場人物。 これぞハードボイルド… それを実現する文章力。 ありがたや。続きを読む
投稿日:2022.09.16
プーさん
俺は「おれ」を嗤う気にはなれない。「おれ」にとって山猫と過ごした夏は忘れられないはずだ。山猫は深謀遠慮で、強い。そんな男が存在したなんて信じられないかもしれない。でも本当にいたのだ。もちろん、作者の純…然たる妄想である。熱暑の中の白日夢に過ぎない。ただ、信じられないくらいのリアリティをもって迫ってくる。面白かった。続きを読む
投稿日:2020.12.13
tetsuya44
著者は早稲田大学探検部出身で、冒険小説の第一人者だという。?初版発行は1984年。少し苦手意識のある一人称形式だが、比較的読みやすいのは、主人公の語り口が落ち着いているからか。 ー裏表紙からー 舞台…は、ブラジル東北部の町エクルウ。アンドラーデ家とピーステルフェルト家が、互いに反目し合い、抗争が繰り返される血なまぐさい町に、山猫(オスロット)と呼ばれる一人の日本人・弓削一徳が現れる。ピーステルフェルト家から、ある依頼を受けた山猫。その依頼とは、敵対するアンドラーデ家の息子・フェルナンと駆け落ちした娘・カロリーナを捜し出し、生娘のまま連れ戻してほしいというものだった。ブラジル版ロミオとジュリエットに端を発した血塗られた追跡劇。両家の抗争の裏で動く莫大な金と大きな野望、捜索の中で出会う旧知の男と山猫との因縁の対決、そして最後に明かされる山猫の思惑と正体・・・手に汗握る怒濤の展開、読み出したら止まらない究極のエンターテイメント小説。 ーーー続きを読む
投稿日:2018.12.02
ちょくえるびす
ブラジルの奥地で生き延びる日本人。まるでワイルドソウルの続編のようでした。 かっちょいいーーー! 悪ぶってイイコトする男に惚れる。
投稿日:2018.10.10
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