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阿刀田高 / 角川文庫 (1件のレビュー)
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tikuo
年度最後は、阿刀田高のエッセイ。何故か小説と間違えて読み始めたし、冒頭2本くらいはそういう小説なのかと思った。 平成に入りかけくらいの時代背景に、はじめは自分の好みなどの話から、リクルート事件など、…時事ネタに走っていく。おもしろいのは、やはり国会図書館職員時代の話で、早い話が、他人が出てくるものほどおもしろい。時事ネタはつまらん。 エッセイはそういうもんだ、と言われればそうなのかもしれないが、本作では主語が省かれて「私は」なのか「世間的には」なのかがぼかして書かれていることが多い。そういうのはネット上などでは良いのかもしれないが、書籍になってしまうと、日記か評論なのかで、やっぱり読者を選ぶわけです。個人的には、エッセイは日記の延長であって欲しいと思うわけ。 阿刀田氏の「まじめ半分」のときにも感じたし、ちょっと重複してないか?という文もあったりしたのだが、非常に真面目なんだと思う。これはこうであるべきだ、バーンと突っ放される。そうじゃなくて、やってみた友人がいるとか、奥さんに話したらこうだったとか、そういう柔らかくて具体的な落とし方も有るんじゃないのかな、と。 最終章で「時事ネタはすぐつまらなくなる」などと反省が述べられているので、まあ救われたかな。続きを読む
投稿日:2018.03.31
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