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牧野修 / 角川ホラー文庫 (3件のレビュー)
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牧野修氏の四作目の長編小説。1999年作品。 シングルマザーのフリーライターが、宇宙人コンタクティーの取材を始めてから、何者かから集団的に嫌がらせを受ける恐怖を描いた長編小説。 謎の集団が、天啓を…受けて殺人犯になった男と、彼を信奉する人達なんですが、この殺人犯、モチーフは、あの人ですよね。殺人犯だけど、その後何冊も著書があって、トークイベントにも出演していたあの人。 タイトルの、アロマ、芳香、は、その男の天啓に関わるもので、あまり恐怖の本筋ではないですかね。 それよりも、殺人者を信奉する人達の怖さを描いたサイコ・スリラーですね。それに超常現象と、SFで香りを加えたという感じ。 チャネラーを信奉するセミナーに通う人達、殺人者を持ち上げる人達を揶揄するような作品のスタンスが、読んでいて小気味良いと感じました。続きを読む
投稿日:2023.01.25
office4690
このレビューはネタバレを含みます
「知覚しながら認識できない世界は存在する」とは、あるのは分かるが見ることができないということだろうか・・・人類の進化の方向性を嗅覚から見出し、異空間を作り出すためには呪詛(のろい)的な言葉が必要である。その方法として、猟奇的な連続殺人者が書いた『レビアタンの顎』を使い、都市全体を呪詛空間に変じようと考えた。ネタバレ内容からも分かるようにSFホラーチックな小説である。
投稿日:2015.10.13
ninaxxx16
そういえば読み終えてたこちらの作品ですが、オチ・・・どうだったかな・・・ 印象に残ってない・・・ 牧野先生の小説って入りとか途中はすっごい面白いんだけど、オチが印象に残らないっていうか。 強烈なインパクトのオチってあったかな~?(まあ私は『スイート・リトル・ベイビー』と『だからドロシー帰っておいで』くらいしかよんでないんですが。) それはそれとして、途中からSFだかなんだか分からん世界になって、「あ・・・あれ・・・いま・・・ ? ???」ってなったような気がします。 いや、読後感は良かったんじゃないかな・・・?まじで印象が薄いので、また読んでみます。 それにしても、牧野先生のwikiで ”科学サイドからオカルトを描く小林泰三に対し、牧野修はオカルトサイドから科学を描くといえる” って記述が妙に納得できて笑えましたw 確かに香りの薀蓄は為になりました。もううすらぼんやりだけど あと、古武術の記述がかっこええと思いました! そのころ古武術が気になってたのでタイムリーでした。 すごい小学生の感想文みたいになった・・・・;∀;
投稿日:2012.06.21
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