鳩の栖

長野まゆみ / 集英社文庫
(97件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
41
20
22
2
0

ブクログレビュー

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  • 菓子パン

    菓子パン

    初読みの作家さん。結論から言うとドンピシャにタイプの文章。シンプルで静かだけど、その中にも美しさが垣間見えるような言葉遣い。国語の教科書に載ってそうな、読解問題向けの短編集だけど普通に趣味で読む分にも楽しいので、こういう物語に学生時代に出会えていたらよかったのになーという感じ。
    本作は表題の「鳩の栖」以外にも中学生の男の子が主人公の短編が4作ある。作者のあとがきにも書いてあるように、この本は「騒がしい思いに駆られがちな年齢の彼らの、静かな部分を描いて」いる。大人に比べればまだ不自由な身で、どこか不器用さが残る少年たちの心の奥を描いた、四季折々の物語。友や家族との死別、複雑な家族構成など、様々な境遇の彼らが何を思い、どう進むのかを繊細に描いているのが好きだな…
    中でもお気に入りは「鳩の栖」と「紺碧」。病で伏せている至剛のために水琴窟を鳴らす操の描写が愛おしい。「紺碧」では真木のキャラクター性が好きだった。おちゃらけていて自分の弱さを決して見せないけれど、友達の亨には真摯に接する姿がかっこいい。
    続きを読む

    投稿日:2020.01.18

  • imemuy

    imemuy

    長野まゆみさん2冊目。素朴な単語の全てが味わいがあり美しく、梨木香歩さんのような温かみがありレトロで不思議な雰囲気が出ている。
    ファンタジックかと思いきや、繊細な血の繋がりとひそやかな少年愛のようなものを感じた。続きを読む

    投稿日:2019.08.17

  • とっこ

    とっこ

    短編集。
    一番最後の紺一点は、その前の紺碧の続き。
    著者のイラストが章の頭に入ってる。
    多分ハードカバーもそうだったんだろうなぁ。

    複雑な家庭だったり、友人や家族の死が出てくるけど重くない。何となく爽やかな感じ。続きを読む

    投稿日:2019.07.11

  • 大阪薬科大学図書館

    大阪薬科大学図書館

    <学生選書コメント>
    もしかしたらこういう青い春を過ごしたのかもしれない。そんな日々を送る少年
    たちにスポットを当てた短編集。美しい文体がひときわ光る、そんな作品です。

    投稿日:2019.03.04

  • tonveri

    tonveri

    このレビューはネタバレを含みます

    全部で五篇併録されている。四章と五章に関しては、全編・後編という形になっており、主人公は全員、中学生である。舞台は昭和中期あたりで、独特の泥臭さを出しているが、文体が旧文字を中途半端に使い、科白の結尾に句読点を利用し、疑問文なのか分かりかねる文章が多々登場し、非常に読みづらい内容であった。私は浅学なため、こういった文体に初めて触れたのだが、好めなかった。作品の構成としては、面白い内容ではある章もある。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.03.07

  • らい

    らい

    儚き少年期の幻のように過ぎ去っていく淡い恋情。透明な色をした少年たちの未成熟な想いが未成のまま過ぎ去っていくところがなんとも静かでたおやかでした。

    投稿日:2016.12.25

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