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岡潔 / 光文社文庫 (65件のレビュー)
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palestine
理性は感情と共に働き, 感情の満足不満足を直観という. 直観なしには情熱は生じない. 発見の前に緊張とそれに続くある種のゆるみが必要. 三河島惨事 列車多重衝突事故 Sex, sports, s…iennaに反対らしい笑 ピエール・ラプラード ゴッホ 心の動き(情緒)を描いた画家らしい続きを読む
投稿日:2024.01.28
Sleep
表題にもなっている春宵十話は面白く読んだけど、教育についての話はピンとこなかった。多分これが書かれたときと今とでは子どもを取り巻く状況が変わりすぎているのだと思う。そして、私を含めてピンとこない人間が…親になって子どもを育てると、もう岡の考える「子ども」も「教育」も次第に存在しなくなっていくんだろう。続きを読む
投稿日:2024.01.14
echigonojizake
読んでいて気が引き締まる美しい日本語の随筆集。数学者が情緒の寛容さを解くとても興味深い内容でした。 西洋の宗教はインスピレーション、東洋の宗教は情緒、というのは鋭い指摘だと感じました。だから東洋は年…老いても、いや年老いてこそ味が出てくる、と。宗教に入ってから、世界が開けたという体験も何故だろう?と思えてきて楽しかった。続きを読む
投稿日:2023.12.23
yurisyo
読書会でお借りした本、その2。 岡潔という数学者のお名前は、SNSか何かで見かけたことがあるようなないような…、程度の知識で読み始めた。 何やらその分野ではもの凄い偉人であるらしい。 数学者の大偉人……。 さて、どんなエッセイだろう…、とページをめくった1行目。 人の中心は情緒である。 おおっ。 …えっと…、この場合の情緒とは わたしの思っている情緒と同じなのかしら。 読んでいくうちに自分の持っている概念が岡先生と同じものなのかわからなくなってくる。 少し古めかしさも残る美しい日本語、 突然引用される俳句、連歌。 1960年代には当たり前に持っていた、もしくは人によってはギリギリ弁えていた知識や教養がないと、真の意味では理解が難しいのかもしれない。 それでもなんとなく朧げだけどわかる部分もある。諸手を挙げて先生の意見に全て賛成はできないけど、この作品が書かれて半世紀後から読んでも、 「ああ、ホントその通りだ」 「今まさにこんなふうに言われている通りになってるな」 と思える内容も少なくなかった。 ざっくりした印象だけど、仏教に傾倒しておられた面も見受けられ、ところどころ唯識的なお話もあり、情緒を大事にされる部分もあわせ、論理先行のイメージがある数学者なのに振れ幅が大きくてとても魅力的だなと感じた。 一方で、やたらと日本民族に固執する記述、主語の大きさ、懐古的な批判が多いようなところも少し食傷を感じたりも。 解説にあったけど、一芸に達した人の言葉なら、まあ そう言うのもアリなんだろう。 まさに何を言っているかよりも誰が言っているか、なのかな。 続きを読む
投稿日:2023.08.24
のぶる
いつだって私のバイブル、指南書である。日本語をここまで美しく書ける数学者はこの人くらいだろう。日本の未来を憂いて様々なことを書いているが、本人が今の日本を見たらどう感じるのか。私は常にそう考えている。
投稿日:2023.01.19
ゆうくん
数学者、岡潔の随筆書。彼の生い立ちや、考え方が記されていた。 一貫して主張されているのは、「人間の中心は情緒である」ということ。 事物との接し方について、考え直すきっかけとなった。 何かに取り組む…とき、何かの目的のもと目的達成のためのあくまで過程としか考えていなかった。 例えば勉強はあくまで試験に通過するためのもののように。 目的が主体となり、現実の事物を軽んじてきたことに、中身の無い物足りなさを感じていた自分の感覚が明確なものになった。 目的への執着、色々な欲を一旦置いて目の前の事物と純粋に向き合いたいなと思った。 向き合った上で自分が納得することが大切だと分かった。 また、以下のフレーズに共感した。 「このくにで善行といえば少しも打算を伴わない行為のこと」 続きを読む
投稿日:2022.09.18
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