【感想】頭が良くなる文化人類学~「人・社会・自分」――人類最大の謎を探検する~

斗鬼正一 / 光文社新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • シマウマ

    シマウマ

    いわゆる一般常識という概念に囚われているだけで、本来人間の本能とは離れた行動が常識がしている。それも住んでいる地域によって違う。そのことを知ることで生きることが少しだけ楽になる。

    投稿日:2023.07.12

  • たけ坊

    たけ坊

    自分の常識が思っているほど常識ではないことを知り、頭を柔らかくしていこうぜという文化人類学者の本。
    人間の言うみどりは手付かずの自然ではなく手の入った人工自然であること、人は動物を内心恐れているから妖怪や都市伝説を生み出すこと、ウンコが汚いのは自分と外部の境界を曖昧にするから、裸の概念が民族ごとに違う、性別やジェンダーも文化によって大きく違いうること、野生的な食べることや性を隠すこと、寝る姿勢が決められてる文化ぎあること、泣き女の文化が日本にもあったこと、美人は文化や経済力などが決めること、女性差別は子を産むことに理由がある場合が多いこと、内と外の切り分け、音楽も文化の違いで騒音にしかならないことなどなど。続きを読む

    投稿日:2021.06.21

  • kazuosogou

    kazuosogou

    常識という物が本当に当たり前なのか?疑うと当たり前と思っている事が当たり前でなくなってくる。作者が、実は、人は〇〇が大嫌いなんだと教えてくれる。

    投稿日:2019.12.06

  • yamayomu

    yamayomu

    文化人類学の新書の新刊が出ている!と嬉しくなり、応援のつもりで購入した。
    単独で、本書「だけを」見ればけっして悪くはない。私たちが常識と思っていることも、文化人類学のメガネを通してみると単に「一つの考え方、やり方」にすぎないことに気がつく。反対に、こんなに違うと思っている外国のやり方とも、本質的には同じ目的を目指していて、ちょっとした表現手段の違いに過ぎないことにも。
    それを面白おかしく教えてくれる。

    ただし、ちょっと視点を広げてみると、この手の本はすでにたくさん存在する。私が卒業して文化人類学から遠ざかっているここ15年ほどの間のなにがしかのトレンドが反映されているか?と期待したけどそれもない。25年前に、私が文化人類学と出会ったころの名著、祖父江孝男、綾部恒雄、山口昌男らによる新書フォーマットの入門書から先へ行っていない。
    事例はたくさん紹介されているが、量が多いだけで考察や分析が深まらない。同じ主張「自然状態で放置したものはダメ、加工されたものをヨシとする。加工の仕方は文化によりそれぞれ」がひたすら繰り返されるだけ。
    そして致命的なのは、時間や変化を無視していること。異文化を、変化しない固定的なものとして描いてきた、というのは文化人類学の大きな自己批判だったのに、反映されていない。

    語り口は違う。つまり、違う道は通っている。だけど、到達点ははるか手前。
    私にとってはがっかりでした。
    まだ文化人類学に一度もふれたことのない人には、とっつきやすい入門書になるかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.26

  • しゅんぺい(笑)

    しゅんぺい(笑)

    文化人類学の視点を、著者の経験から語っている。
    経験を語るだけで、掘り下げられていなかったのが残念でした。
    文化人類学のフィールドワークって、こういうものかと、そういう感覚を得るための本。

    投稿日:2014.07.03

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