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鎌谷悠希 / モーニング・ツー (8件のレビュー)
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eien
このレビューはネタバレを含みます
いとこの家で読んでから、暫く経ってまた読みたくなったので購入して読みました。やっぱり鎌谷さんの絵は綺麗、しっとりした感じの色の塗り方がとても好きです。当時の私はだいぶ影響された絵柄で描いてたな… 悩んだり怒ったり、感情が豊かなところがとても中学生らしさを感じました。でも周りの部活仲間の子たちに支えられて、歌の事以外も助けられたり助けたりして、すごくたくましく大人らしくも感じました。大人と子供の間で揺れる時期だよね… 最後の町屋さんが主になる話は本当に辛かった…勝手に、町屋さんは自分の中に何かしら芯があって、他人に影響されることがない、大人びたしっかりした子だと思っていたけど、まだ中学生なんだと。本当は真逆だった。 自分が何者なのか分からなくて、正しさが分からなくて、だけど歌う自分は良いかもと思えて、自分を見つけたかもしれないと思っていたのに、その歌によって全てが崩れてしまった。周りにも迷惑をかけてしまった。 自分を確実にしてくれると思った、「歌」というものが大きな存在だっただけに、絶望も大きかっただろうなと… 最後はまた分からないの状態だったけれど、歌の事はもう引きずってなくて、また振り出しから。スッキリしていたようで安心しました。
投稿日:2021.01.13
jyunnnn
堅苦しく書くと、稀有な才能を持ったがために生み出してしまう負の遺産をどう対処するかってお話し。 純粋過ぎるが故の悩みともいえるのかしら。
投稿日:2018.11.14
そうのたすく@hinoku_s
完結巻。綺麗で穢れない……ように描かれ続けるユタカにも、消化しなければならない難題が降り掛かってくる。今巻の表紙で描かれている林檎は、彼の心理世界が育てた、彼の木が実らせたもので、作中でも度々描写され…、町屋さんがそれを手にする場面も描かれる。だけれど林檎が象徴するものは「神の知恵」であり「人の罪」でもある。そう深読みしてみると、なかなかに、興味深い。時が実らせたものは、それを受け止めた者へ様々な影響をもたらすのだと。 それぞれの登場人物をねじ曲げることなく、それぞれの流れに添って(それは多少は読者に心地よい形で)、一つの物語を奏でていく。とても漫画らしい、けれど他の漫画にはなかなか無い画面構成で、リアルさを内包した平面構成力が素晴らしい。ともすれば冷たくさえ感じるウラジーミルくんの発言や、オトナの世界も、心情描写的な背景によって柔らかくクッションが置かれ、素直に読者の元に届いていく。自分ひとりではどうにもならない、才能への憧れや、自分と向き合うこと、そういった"青さ"の描かれ方と、それぞれに自分を受け止めていく登場人物たちは、とても愛しい。 印刷、もしくはディスプレイに表された絵ながらも、音や香りなど五感に訴えかけてくる画力はさすがとしかいいようがない。 今少し、この作品の奏でる音楽に浸っていたいと思う。続きを読む
投稿日:2014.11.08
syiki
最初から最後まで、きらっきらの青春だったなー。 なんだかみんな大人びているので、ときどき高校生かと思いそうになったけど、中学生なんだよね。 なにがしかの才能があったり思考力がしっかりしているような子ば…かりだったので、共感するというよりは「うむうむ、もっと悩め若人よ!青春だね~」みたいな立ち位置で読んでいた。 そのこと自体、自分がもうおばさんだという証拠か・・・続きを読む
投稿日:2014.08.28
sara
素敵な終わり方、きれいな終わり方。 中学生たちが、合唱を通して変わっていく姿を見届けた気持ちになる。 音はないのに毎回音が聞こえてきそうな絵にもみとれた。
投稿日:2014.08.12
pyaaaaa
表紙に天使が二人いる!! 最後までポポちゃんの存在感が大きかった♪ ショタ好きさん、合唱好きさんは 是非読んで‼︎
投稿日:2014.08.02
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