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斎藤栄 / 集英社文庫 (1件のレビュー)
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さくら
警視・真部は妻と息子そして、妻の友人美土里とその夫。フリーライター矢頭という面子でハワイでのバカンスを楽しんでいた。滞在中、美土里の夫・後藤鯛介が変死する。 帰国後、真部は独自で調査し、後藤は自殺した…のでは?という推理に辿り付く。 その年の夏、信州の鬼面村では直下型の大地震に見舞われた。助けを乞う努力も空しく間壁正之の年老いた両親はその犠牲となる。 美土里の実妹である小泉パンの社長夫人・由利枝の娘・多美が何者かに誘拐される。犯人は小泉パンへの恨みを仄めかし、身代金1億円が要求された。北海道へ仕事で出かけていた三女・不二子に身代金の受け渡しを極秘に依頼する真部。 やがて捜査上に間壁正之の名が浮上した……。 魔法陣シリーズの最初から登場する真部警視(何時の間にか警部から警視になってた。。。)を主人公に描いたシリーズ4作目。 しかし……真部警視……だめじゃん。嫁の友人の妹を食っちゃ。。。 すんげー実直に今まで書かれてたのに、いきなりだもんなぁ。 ここら辺りの関係が以後どうなってゆくのか、ある意味楽しみでもあるケド。。。(笑) 上巻なので一つ一つの事件が単発的に書かれているが、きっとこれは一つに繋がってゆくのだろうし、またそれを期待してる。 出来れば鯛介の自殺の一件も繋がってくれればいう事なし。 しかし……この事件は、不二子との関係の為の前フリだったのかもなぁ。。。続きを読む
投稿日:2001.05.30
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