【感想】人はなぜ怒るのか

藤井雅子 / 幻冬舎新書
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
4
7
4
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • だいち

    だいち

    頭ではわかっているし、読書や運動や歌なんかの本著で提供されているメソッドだって自然にやってきている。それでも、長年培ってきた「こうあるべき」というクセは抜けず、イライラも止まず、生きづらい毎日を生きている。

    相手に対して、ましてや自分に対しても、期待とかけ離れた状況を許せずにイライラしているんだろうな。死んで人生を早く終わりたいという願いや期待に対して、それが叶わず、ただ生きるために仕事に行き、なんとか1日を終えて、そしてまた明日を迎えるという苦行のような毎日を送っている自分にイライラしている。これは死ぬまでどうしようも無い。と諦めれば、期待値が下がり、少しはイライラしなくなるのだろうか。ムズイ。

    続きを読む

    投稿日:2021.10.31

  • みしま じゅん

    みしま じゅん

    他人に期待している事、そして自分の中にあるべき論についてハッとさせられた。
    アサーティブってかなり難しいので、安全な所(カウンセリング)で吐き出すのが精一杯だと思いました。

    投稿日:2021.04.25

  • うっちー

    うっちー

    現代社会には怒りが溢れている。本書では、その怒りのメカニズムを説き、どのような対処方法があるかを示し、さらにはどう昇華するかを紹介している。

    人は、自分の期待と現実の事象にズレが生じると怒りを、そこまでいかなくともイライラを感じる。一見、原因は他者にあるように見える場合でも、実は他者に対して多くを期待し過ぎている自分が存在する。つまり、自分の意識を変えることで怒りはある程度コントロールできる。

    一方で、怒りの感情の裏には別の感情が潜んでいる。それに向き合うことで、怒りを負のパワーとして爆発、発散させるのではなく、自分の気持ちを伝えるために上手に表現することができる。

    怒りとうまく付き合えるようになると、いろいろなことが良い方向に向かい出し、ポジティブ・スパイラルが形成される。怒りとうまく付き合うためには、訓練が必要だが、そのためのメソッドも紹介している。

    以上が本書の大まかな内容だが、読んでいて、自分で思い当たる節が数多くあり、なるほどなと思わせられることが多々あった。特に、自分の期待に対して、相手が100%応えてくれるというのは相手に対する甘えだという話は衝撃的だった。
    相手が100%応えてくれると思っているから、90%しか応えてくれなかったときには怒りが生じる。初めから70%程度しか期待していなければ、90%応えてくれると期待以上の喜びを得られる。相手の反応は同じでも自分の意識の持ち方一つで大きな差が出る。
    相手に多くを期待できない社会というのは、それはそれで問題の気もするが、日常生活でのイライラを少しは減らせるようになる気がしている。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.03

  • quazism

    quazism

    タイトルの「なぜ怒るのか」の内容よりも、「いかに怒らないように自分の心をコントロールするか」が充実していた。
    怒りたくなる感情が瞬間的に出ることは、現代社会で生きている限りどうしようもないこと。その感情をずっと持ち続けたり、爆発させては誰にとってもマイナス。
    自分も周りもプラスにするために、怒ることは無駄ということだ。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.17

  • はぐりん

    はぐりん

    思った以上に収穫がありました。,一番心に残った文章は以下。,「怒りはココロからのメッセージ。実はあなたの味方なのです」,,,イライラをワクワクに変える22の方法,1.違和感を大切にする,2.自分のココロの声を言葉にする,3.自分の人生は自分で決めるという覚悟をもつ,4.期待値を下げる練習をする,5.ものごとは変化することを受け入れる,6.リラクセーションを活用する,7.エネルギーを有効活用する,8.インプットとアウトプットを意識する,9.好奇心をもつ,10.行動する,11.本当に嫌なことはしない,12.マニュアルを鵜呑みにしない,13.他人と比較しない,14.他人も自分も責めない,15.反対の立場で考えてみる,16.自分のための時間をつくる,17.コミュニケーションを大切にする,18.ものごとをどんどん循環させる,19.意味を考える,20.逃げない,21.準備する,22.自分だけの居場所を確保する続きを読む

    投稿日:2018.10.11

  • taka0726

    taka0726

    怒りは自分が抱く期待と起きた事象のズレで生じる。その怒りの感情の裏には、実は失望や寂しさ、不安、恥など別の感情が潜んでいる。怒りの仕組み、抑え方、適切な表現方法を、心理カウンセラーが徹底指南!

    投稿日:2016.03.10

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。