【感想】屈折率

佐々木譲 / 講談社文庫
(19件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ayustat

    ayustat

    やり手の元商社マン・安積啓二郎は、兄に代わり、経営が傾き始めた実家のガラス工場の社長になった。当初は工場を売り払うつもりだった啓二郎だが、ガラス工芸作家の透子との出会いから、次第にガラスの魅力に目覚めてゆく。難問山積の工場再建に向け、彼が放つ起死回生の一手とは?ものづくりの現場に再起をかけ、悪戦苦闘する男の姿を描く長編企業小説。続きを読む

    投稿日:2023.08.20

  • だぶ

    だぶ

    このレビューはネタバレを含みます

    経済小説?恋愛小説?まあ、カテゴリーなんてのはどうでもいいのだけれど。
    男性作家の描く恋愛や女性の気持ちはどうしても男のロマンになってしまう。女性作家の描く女性の気持ちほどのリアリティはなかなかなくて、だから読んで苦しくなることはない。これもまたどっちがいいということではなくて。
    で、この作品の恋愛観や恋愛模様は男としたらうらやましいの一言。
    小笠原が忠告した、離婚にはパワーがいる、ってのはちょっとグッときたかな。愛なんぞなくてもつなぎとめておいたほうがよいこともある、と。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.10.12

  • ありんこゆういち

    ありんこゆういち

    内容紹介
    仕事と恋に情熱を! 不況に克つ企業小説

    ヤリ手の元商社マン・安積啓二郎(あづみけいじろう)は、経営状態の思わしくない実家のガラス工場の社長となった。工場売却を目論む彼だが、ガラス工芸作家・野見山透子(のみやまとうこ)との恋に落ち、ガラスの世界に魅せられていく。工場再建のために啓二郎が次々と打つ手とは? モノ作りに人生の再起を懸けた男の勇姿を描く長編企業小説続きを読む

    投稿日:2019.11.05

  • m-t

    m-t

    医療用機器の輸入会社の経営に失敗し解散させた安積啓二郎。
    突然もたらされたのは叔父から兄が経営するガラス工場の経営の仕事だった。
    親族でやっている小さな大田区の工場だが、ここ5年間売り上げが減少しこのままでは破綻が目の前。
    会社を上向かせ売り払おうと考えて経営に乗り出した啓二郎は、
    工場を借りて作業をしている女性工芸家透子と出会う。

    不倫の恋と経営建て直しの物語。
    続きを読む

    投稿日:2018.01.08

  • daisukeuchida

    daisukeuchida

    警察小説が中心と思っていた筆者だけど、企業モノでもけっこう読ませる感じ。まぁこの本は基本的には恋愛小説だと思うけど、こういう掴みどころのない女性っていなさそうでけっこういるもんだし。でも中小企業の社長って実際にこんななのかな?資金繰りやら営業開拓やらいろんなことやらなきゃいけない中でそんなにお金って使えないんじゃないかと思うけど。世の中にはいろんな社長がいるってことかねぇ…続きを読む

    投稿日:2013.09.22

  • m1s0pref

    m1s0pref

    悪い男なのに出来る男、なりたいようななりたくないような…。なんというか、そこまで透子に惚れ込む理由がわからん。嫁めっちゃ良い女やんけ。

    ただ、面白かったとは思います。出来るなら商社勤め時代や独立時代の話も読んでみたい。続きを読む

    投稿日:2013.07.27

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