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橋元淳一郎 / PHPサイエンス・ワールド新書 (13件のレビュー)
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phonsan
「主体的意思」という考え方はしっくりこなかったが、それを排除したとしても、時間を説明するモデルとしてはわかりやすいし、納得できる。特に、モデルの核となっているミンコフスキー時空による相対性理論の説明は…理解しやすかった。 しかし、終盤で著者も認めている環世界の考え方からすれば、科学自体が「人間が観測可能な範囲」から構築されたものに過ぎないわけで、その上に立ってモデルを作る以上、どうしても、それはイリュージョンだろう、とも思う。続きを読む
投稿日:2022.08.07
そらみ
科学の本と思って読むと期待外れに感じる。SF。だけど、今後科学になり得る物なのかもなあ……。この本の内容だけでは哲学にしかなり得ないけど。でも、自分にはなかった視点で面白かった。 物凄く知識の幅が広い…人とおしゃべりしてるみたいな感じになる本だった。話題が飛びすぎるという欠点もある気がするけど。どこに連れて行かれてるのかが全然読めない。「主体的意志」の方が気になりすぎるから、他の本も読んでみたい。続きを読む
投稿日:2021.08.22
なかの
このレビューはネタバレを含みます
時間と空間の関係性からどうして未来からの情報を観測できないか、という話につながる あくまで仮説のみであり実証はできないものの納得の行く部分が多く楽しみながら読むことが出来た 内容まとめ 生命は脆い秩序で成り立っており、これが主体的意思を生む。 この主体的意思はすなわち目的に向かって進むことであり、生命においては生きる方向(未来)へ向く。 未来に進むと、これまで未来から向かってきていた光は自身に届くときに自身が干渉できない領域に入る。 その領域は認識ができない場所なので、観測はできない。 少し難しいけどこんな感じ。
投稿日:2020.01.25
takuma510
タイトルでちょっと気になり、目次を見ると相対論やミンコフスキー時空の話があったので、物理学の概念を用いて時間論に対しアプローチしていそうと思い、読んでみた。著者も書いていたが科学の本というよりかはSFの本である。 実際に、数式を使わず、いくつもの重要な物理学の概念(エントロピー、相対論的時空等)をわかりやすく解説してくれる。そして、その概念を元に時間とは何かについての考察を進めていく。 著者は大学受験物理の参考書でお世話になったはっしー先生。 本書の主張ではエントロピーの増大に立ち向かうための生物の共鳴的フィードバックシステムが時間の方向性を作り出しているという。 「主体的な生命原理」という考え方は現在の自分の世界認識に近いきがした。(弱い人間原理?)
投稿日:2015.08.13
kazuosogou
最初は読みやすかたが後半難しくなる。この本は⑴時間の流れ(時間の矢)はどこで生じているか。⑵生命の持つ主観すなわち主体的意見とは何かを追求している。結論は「主観は時間の流れとして現れる」であるが、これ…ではあまりにも哲学的で分かり難かった。 私が興味を持ったのは、空間軸を虚数として説明していることだ。数学の世界でしか利用価値がない虚数が、時間と密接に関わってくると考えただけでワクワクする。続きを読む
投稿日:2015.04.06
yamaguchi0604
ミンコフスキー時空って相対性理論から説明されると、縦軸:時間、横軸:空間で45度の線が光っていうのが何となくわかるような気がした。 が、その時空においては過去も未来も一緒にあるってこと。 更なる説明に…虚数を使うっていうのに説明の道具としては分かったような気になったが、もう少し読み込まないと分からない。 時間の流れ → エントロピー増大の法則 → 主体的意思 ってことらしい。視点が本当に面白くて読みすすめられたが、正しく理解は出来ていないと思われる。続きを読む
投稿日:2012.10.24
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