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近藤史人 / 講談社文庫 (20件のレビュー)
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1692747番目の読書家
本人が全てを語っているわけではないので、何が真相なのかは謎のまま。だけど、作品のもつ美ではなく作者の人間性を追っているからか、作風の変化に納得できた気がする。良書。
投稿日:2022.11.20
ももにん
藤田嗣治は5回結婚したと言われているが、フランス人との結婚は全て藤田が捨てられ、別れても金銭や生活の援助をしたそう。パーティーでの奇行も有名だが、酒が飲めず素面で美術界で残る為の必死のパフォーマンスを…していたそうな。解説本は3冊読んだが、藤田の印象がそれぞれ違った。こちらは良い面を知れる本。続きを読む
投稿日:2021.12.25
るー
このレビューはネタバレを含みます
美術館で絵を見た。年譜に沿って進む展示された絵は、年を追うごとに表情が変わっていた。添えられた彼の紹介文には、いつも別の名の女性が居た。移り気な画家なのだろうか。フランスで若かりし時を過ごしたかと思えば、メキシコやアメリカや中国を見る。面白そうな人生だ。そう感じて知りたくなり、手に取った本だった。 読み終えて感じたのは、彼は人生を通して芸術に真摯だったということ。それ故の変化であり、大胆に見える行動であり、いで立ちであった。彼を知ることができてよかった。それだけで嬉しいと思ってしまった。わたしがまだ、彼のエコール・ド・パリを過ごした年齢ほどであるからだろうか。 彼が見た日本と、フランス、そして世界は、絵を通してであったが、それがまごうことなき世界そのものであった。この本を通じて垣間みることができ、貴重な体験をしたように思う。
投稿日:2021.07.12
suguneruo
藤田嗣治の人生の軌跡を辿ったノンフィクション。 予備知識の無い状態で読んだため、最後まで非常に興味深く読めた。 藤田のモンパルナスでの著名な画家との交流や活躍を知り非常に驚いた。 日本帰国後は第2時世…界大戦中に戦争画を描いた事により、同僚の集まりであるはずの日本美術会から戦争犯罪者にリストアップされる。 その後フランスに帰化し平穏な日々を過ごせた事が救い。終生日本画壇での評価の低さや軋轢に苛まれた人生であり、藤田を批判し続けた当時の日本画壇に苛立ちを感じた。 続きを読む
投稿日:2019.03.06
mayu138
以前は個性的な画風があまり好きではなかったのだが、フジタ氏の人生に興味が湧き、購入してみた。異国に居れば日本人であることをいやでも意識せざるを得ない。それなのに日本では国賊のような扱い。寄る辺ない魂を…受け入れてくれたフランスに帰化したのは必然だった。 やはり画家の人生を知ると絵の見方、感じ方は変化する。今では大好物だ。続きを読む
投稿日:2019.01.19
きなこ
きっかけは上野で開催されていた、没後50年藤田嗣治展。 時の流れとともに、描く対象がかわり、タッチがかわる様子を見て、藤田嗣治さんの人生や人となりに興味をもった。 日本に捨てられたとかんじながらも、日…本を愛していた藤田嗣治さん。遠い人のように感じるが、奥様が最近までご存命だったと知ると、さほど昔の人ではないように感じるから不思議。もっと彼のことを知りたいと思った。また違う角度から彼を語る作品も読んでみたい。フランスには興味がなかったけど、彼の愛し迎えてくれたフランスにも少し興味がわいた。ぜひ彼が作った教会や晩年のアトリエにも訪れてみたい。モアフジタ!もっともっと!と思わせてくれる良書。続きを読む
投稿日:2018.10.24
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