【感想】美味しんぼ(110)

雁屋哲, 花咲アキラ / ビッグスピリッツ
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • touxia

    touxia

    福島の真実
    それは 放射能によって、土地を奪われる。
    耕してきた土を破壊され、
    長い間つちかってきた 伝統的な食が
    断絶されることを意味する。

    一体 放射能がどの程度蓄積し、
    また軽減していくのか
    さらに 農作物にどのような影響があるのか。
    そして、測定値で 影響がない農作物も
    福島産であると言うことで うれない現実。

    福島と言っても 意外と広く、
    海岸線側 そして、山側の会津などがあり
    それぞれの特徴を くわしくつかもうとする。

    雄山は 怒り 涙する。
    山岡も 同じように 同調する。
    これが、福島の真実の(2)につながっていく。
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    投稿日:2016.03.15

  • yotanaka3

    yotanaka3

    福島原発問題に正面から向かい合っている。しかし,話が難しく,一気に読み通すはしんどい。士郎と海原雄山の根という言葉が出てくるが明らかにされないまま終わる。

    投稿日:2014.12.26

  • kuma0504

    kuma0504

    最近あの「美味しんぼ」がすごいらしい、という噂を聞いて思わず買ってしまいました。

    「美味しんぼ」が110巻まで続いているということにもビックリしたが、去年一年間は丸々「福島の真実」という連載を続けていたということにもビックリした。マンガが放射能汚染問題を描いたからでは無い。それはマンガの使命であって、むしろ遅いぐらいだ。そうではなくて、この「週刊ビックコミックスピリッツ」の看板シリーズが二年間の取材を経て、正面から原発問題を描き切ったらしいことに、関係者たちのなみなみならぬ努力を感じるからだ。単行本の後編は今年二月末に出るらしい。

    単に福島生産者の苦悩だけを描いてはなく、消費者の立場から自ら現場に行って全て線量を測っている。また、会津地方などの線量は不検出なのに風評被害で売れなくなった美味しそうな料理の紹介も忘れていない。

    単行本の裏表紙には、その一覧がある。写真は飯館村の郷土食・凍み餅である。ほとんどの料理は、岡山ではみたことのないものばかりだった。飯館村では、事故以前に取られた物で作られた料理が振舞われた。それを食べて、あの海原雄山が泣くのである。
    「目の前にある食材が飯館村最後の食材。少なくとも向こう10年以上は手に入らない貴重なものと思うと万感胸にせまった」
    2014年1月19日読了
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    投稿日:2014.02.01

  • yamamotonoriaki

    yamamotonoriaki

    「福島の苦しみの本質」とは、何か。
    ということを強く、強く考えさせられる一冊でした。
    福島の人たちは原発事故により、
    土地や海、山、川など、生活のすべてを奪われてしまった。
    それに対して私たちが何をできるか、
    ということを考えさせられざるを得ない。
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    投稿日:2013.09.16

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