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中原中也 / 集英社文庫 (85件のレビュー)
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ミジ
誰もが耳にしたことがあるであろう「汚れつちまつた悲しみに」がどんな詩か読んだことがなかったので、手に取った。 「悲しみ」を「汚れた」と形容するところが非凡。 冬の荒んだ気持ちが表現されている。詩の中で…「よごれつちまつた〜」のフレーズが繰り返されるので、通常でない表現ながら、最後は納得してしまう。 「冬の夜の自画像」も良し。続きを読む
投稿日:2024.02.13
るー
中也詩はリズム感が良く、声に出して口遊むのもまた味わい深い。幼少期から文学に優れ、新聞に短歌の投書もしていたというから、そのリズム感覚を引き継いでいるのだろう。少し捻くれているようでどこまでも純真な詩…の数々が綴られた詩集。続きを読む
投稿日:2023.03.19
冬野よる
『汚れつちまつた悲しみに……』を初めて聞いたのは、小学生の頃。教育テレビでやっていた、"にほんごであそぼ"という番組でした。その時に、妙に耳に残る語感のよさが印象的で、もういちど、きちんと文字として読…んでみたくなり、高校生になってこの本を手にしました。 表題作の『汚れつちまつた――』は、冒頭も印象的ですが、私は後半、三連目の 「汚れつちまつた悲しみは なにのぞむくねがふなく 汚れつちまつた悲しみは 倦怠のうちに死を夢む」 の部分が好きです。 他にも、『別離』『いのちの声』など、すてきな作品がたくさん載っています。 難しい言い回しはあまり使われておらず、詩をあまり読んだことのない方にもおすすめです。続きを読む
投稿日:2023.01.19
新月の雨
中也先生の詩には、言い表すことのできない美しさがある。ほかの詩人にそれを求めてみようにも、結局これを読めば「ああ、これだな」という気分になってしまう。どうにかしてほかの詩人も参考にしたいのに……。個人…的には「憔悴」「また来ん春……」がお気に入り。 「このバージョン」に限った話をすると、装丁も綺麗だしそれぞれの詩の順番が守られているし好感度高め。秋元康のコメントはともかく、で。個人の感想を言わせてもらえばあのコメントはあまり面白くなかった。年表を読んで閉じるのがおすすめ、かもしれない。続きを読む
投稿日:2022.03.08
白雨しろう
いつまでも鮮度が落ちない悲しみ 悲しみがきれいなものだと思うのは、きっと中也に会ったから。悲しみには小雪が降りかかるものと知っているから。 遠く知った気になって、私はまだまだ知らないのだと。気づいた…のでまだまだ新しい中也に出会える。よろこび。続きを読む
投稿日:2021.07.04
ホーカン
自分が持っているものと表紙が違うが、出版社とタイトルが同じなのでここに書く。 きっと内容も同じでしょう。 『山羊の歌』『在りし日の歌』+αが載っている。 代表作だけあってサーカスが抜きん出ているよう…に感じたが、分かりやすいだけかもしれない。 中原中也っていうと誰々をビール瓶で殴ったとか誰々を泣かせたとかいう破天荒なイメージがある。実際に学生時代から素行はあまり良くなかったようだし。 そこにあのルックス。 さらに幼少期に弟を亡くしてから詩に目覚めたいうバックボーン。 そりゃあ人気が出るよなあ。 不良の美青年が、詩の中では「俺は何を見ても切なく寂しいぜ」ってことを打ち明けるんだもの。 巻末の鑑賞を秋元康が書いている。高校時代に良い感じの女の子から告白代わりに中原中也の詩集をもらったっていう話で、学ラン姿の秋元康が脳内に浮かんで気持ち悪いので読後感をぶち壊されます続きを読む
投稿日:2020.12.20
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