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パウロ・コエーリョ, 山川紘矢, 山川亜希子 / 角川文庫 (70件のレビュー)
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総合評価:
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LewisKarroll
宗教秘密結社の最後の試験に失敗した主人公がサンティアゴ巡礼路を巡る物語。試験で手に入れることができなかった剣をサンティアゴ巡礼路の中で探し出す道中を描いている。人生を巡礼の旅に重ね合わせて困難を克服す…る方法を説いており、数々の教訓が与えられている。「真理への道は万人のためのもの」として、単純な修練から気づきを得ていく道程は興味深い。 ただ、宗教色の強いスピリチュアル系の本なので、怪しく感じる部分もある。そうした点も含めて、一つの物語として楽しめれば良いと思う。続きを読む
投稿日:2024.04.13
makaon
韓国のスペイン合宿で聖地巡礼していた若者が読んでいた。漠然と聖地を目指して無心で歩き続けることが羨ましく、とりあえず同じ本を読んでみようと手に取った。 スピリチュアル要素が強くてびっくり。 もっと「…歩くことの精神史」的な内容かと思ったのに。。そもそも聖地=宗教だからしょうがないか。 アパラチアン・トレイルとか、この巡礼とか、歩くことにそそられるこの頃。。続きを読む
投稿日:2023.11.28
bukuawa
キリスト教秘密結社の最終試験に落第し魔法の剣を手にし損ねた主人公が、剣を手にするための追加試練としてスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を旅し、数々の神秘体験を経て真の教えに目覚めていくま…での物語。 キリスト教の下地を持たない人間には越えられない壁も感じるが、本の中で語られるRAMの実習はメディテーションの類と思えるし、神秘体験の数々もアニミズムの側から見ればもっとしっくりくる気がする。と、頭(知識)中心で考えることを主人公は咎められてもいたのだが。。。 自分自身でこの神性を感じないと自らの血肉にするのは難しいだろうが、ざっくりいうと大いなる意思と一体となり、自分の人生は自分が主人公にならないといけないということかと思った。もちろんエゴに捕らわれるという意味ではなく。続きを読む
投稿日:2023.08.19
ぶどう
長い間、積読していた本。ようやく読み終えたが、理解したとは程遠い。分かったようなつもりでいるけれど、私が簡単に理解できるような内容のはずかない、との思いもある。分かったような分からないような本だった。…今は読むべき時ではなかったのか。私の読解力が追いついていないと実感した読書体験だった。続きを読む
投稿日:2023.07.30
Masaki
目的と手段を履き違えてはいけないよ、という学びを教えてくれる本。 オカルト的な表現や神秘的な体験があったりと、最初は宗教観についていく必要があるけれど、おそらく内容の要は主人公の目的の視点がどう変わる…のかだと思う。 いま漠然としている夢ややりたいことを「何のために?」と冷静にかつ俯瞰的に示してくれたような気がしている。続きを読む
投稿日:2023.04.27
ねじまき鳥
パウロ・コエーリョのデビュー作品。自らの剣を見つけるため、巡礼の旅をする話。滝を登ったり、十字架を立てたり、悪魔と闘ったりと、数々の苦難や神秘的な体験をする。剣を見つけるための巡礼だが、何のために剣を…見つけるのか、その目的を見出だすための旅であった。私たちも、何のためにやっているのか、何のために生きているのか、目的や意義を見失うことも度々あるが、それが何よりも大事であるということを、この物語は教えてくれる。続きを読む
投稿日:2022.08.13
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