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本多静六 / 実業之日本社文庫 (15件のレビュー)
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総合評価:
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PLENTY
「私の財産告白」に続き、Kindleにて読了。 70年以上も前の古い本であるが、現代でいうエコノミスト、ミニマリストといった思考が垣間見える。 世の中の潮流に惑わされず、シンプルに、愉快に生きていく…ための人生論を、時折ユーモアをまじえながら淡々と説いている。 この時代にこんな柔軟な思考を持つ人がいたんだなという驚き。 当時86歳だったそうで本人は自分のことを凡人と言っているが、エネルギッシュすぎて超人である。そこは納得できなかった(褒め言葉)。 何度でも読み直したいと思える名著。続きを読む
投稿日:2024.06.16
ちーちーまるお
お金ではなく、自らの生活の中で意識していることをエッセイのように、まるで孫にでも話しかけるように伝えてくれます。特に二宮尊徳を例に出した草むしりの話は現代においても、今後人として生きていく中で変わらず…に存在する黄金律のような言葉だと感じました。この言葉や本多先生の考えに触れられるだけでも一読の価値は大いにあると感じました。続きを読む
投稿日:2024.03.26
shosho
自分よりも100年前に生まれた人が、その時代のクセに影響を受けることなく書かれた本という気がする。「この御義理と申すのが、どうも文字通り義理に適っていないのだからはなはだ困りものである」この面倒さを昭…和26年に言い、かつ「社交生活の眼目は相互の実意を通わせ合うにある。一切はその精神を主にし、形式は従に」とまで言い切る。これは立派である。令和の時代になっても形式が重要視されるケースがいかに多いか。最近そういう考え方と戦ってばかりいる気がする。「人生即努力、努力即幸福」という処世観、これが86歳時の結論、到達点なのだろう。自分は現在55歳。無理はしないが、だからといって成長を拒むような遠慮はしない。前向きに、貪欲にやっていこう。続きを読む
投稿日:2024.02.10
fancykid10
多少内容に雑なところもあるが、有名な成功者だけに成功するために必要な原理原則が押さえられており、大変参考になる著書でした。
投稿日:2023.11.10
omj
このレビューはネタバレを含みます
いつの世にも、根本的な重大問題は山積している。個人の力ではどうにもならぬ 難関が立ちはだかっている。しかしながら、各人各個の心掛け次第で、それも 順次に取り崩していけぬものでもない。 せいては事を仕損ずるというが、せいてしなくともすむ仕事を、ゆっくり、先へ先へと手際よく片付けておけば、やがてせく必要もなければ、せいて事を仕損ずるのともない。先へ先へと片付けた仕事には、いかなる場合もほとんど手落ちというものがない。仕事の大きな手落ちは、あわてて片付けようとする際にのみ起きるようだ。 人間は老衰するから働けぬのではなくて、働かぬから老衰するのである。 生じッかな学校卒業生は、その学校出ということにとらわれてしまっていかん。美術学校を出たって、必ずしも初めから一家の生活を犠牲にして、金にならぬ絵を描いてなくちゃならんというわけはない。学校の先生になれるなら、一応学校の先生になって、それから絵でもなんでも、改めて勉強すればよろしいではないか。わずか3年や四年の学校生活で、長い一生の方向を、自分自身でせばめようとするのは実につまらん。 本多流の致富奥義 第一に、常に、収入の四分の一を天引き貯金すること。(平時収入の四分の三で生活する) 第二に、いくらか貯まったところで、巧みに投資に回すこと。 第三に、ムリをしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと(十割益半分手放し)
投稿日:2023.07.16
サラリマヌス
処世に関する賢人の知恵が虚心なく書かれている。本書を含む3部作は社会の為にと余す無く書かれたのだろう。それにしても60-70年?前に書かれたものと思うが内容が色褪せていない。また当時はインフレだったよ…うで、現金価値の低下などデフレ育ちの僕にとって馴染みない心配事も垣間見えて面白かった。続きを読む
投稿日:2023.05.31
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