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J.S.ミル, 竹内一誠 / 岩波文庫 (32件のレビュー)
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正木 伸城
→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1743544092896960834?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
投稿日:2024.01.06
コタロ
個人的なハイライトは知的教育の意義を提示した部分。ミルによれば、大部分の真理の認知においては直覚に頼ることができない。この弱点を矯正、緩和するのが知的教育である、という。 たしかに大学教育を経た者は、…全員ではないが、観察可能な部分から原理原則を推論することに長けている。この点については大学教育がある程度の成功を収めているといっても差し支えないかもしれない。 一方で大学教育のあるべき姿を巡る主張と議論はこうも変容しないものかと驚いた。大学教育論が19世紀から進歩していないわけではないだろうが、問題自体は根治していない、あるいは悪化していることが窺われる。 大学が専門性教育に傾倒せず知性を育み人間精神を涵養する場であってほしいと、大学を職業訓練に利用してしまった身として自戒の念を込めて願う。続きを読む
投稿日:2023.06.03
ひなひなた
自分では至らないであろう、深い考察に基づく考えが多く書かれていた。だから付箋をつけながら読むといいかも。 一年浪人して、今年から大学に進学する僕には大きな勇気づけとなった。また、より有意義な大学生活を…送るための助言になる言葉も多かった。 大学入学を控える今、読んでよかったと思える素敵な1冊。続きを読む
投稿日:2022.03.13
University of the Ryukyus Library
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0621771X
投稿日:2021.10.30
Pompeii
まず僕含め、ミルが語っているような学生生活を送る学生がほぼいない、この日本の「大学」という機関に絶望した。(勿論僕の環境に限った話ではあるが) それは文理選択を高校の時に迫る制度が一つの原因だろう。…文系が化学や数学をやらなかったり、逆に理系が歴史を勉強しないことが当然と言っても過言ではない制度だ。 文理問わず、教養として身に付けておくべきはずのものを学ばぬまま学生を終える。そんな人々に警鐘を鳴らす著作である。 本の内容からは逸れるが、僕は高校が大学という機関について教えるとともに、その存在意義を考える機会を設けることで、この課題がほんの僅かでも変わるのではないかと思う。(高校がこの著作を大学入学を控えた生徒に読ませるのも有効かも知れない) 近年、大学不要論なんかがよく唱えられてる。 大半が大学を手段でなく目的にして、その本質を見失ってるから当然の話であって、上記のことを高校が実施するだけでも状況は変わるのではないか? もっと言えば、教養の有無が人生の豊かさを左右するとも本書で述べられている。大学が学生の未来を決めかねない。 その教養を培うための、「独力で学ぶために必要な読書習慣と楽しみを生徒の心に育てないような教育制度がもしあったとしたならば、それはまったくの失敗」ともミルは嘆いている。 美学・芸術の教養についてはめちょくちゃ共感! 「ゴシック様式の大聖堂の壮観さによって喚起される感動に浸る」や「日常の仕事が味気ないものであればあるほど、あの高尚な思想と感情の息づくところをしばしば訪れることによって、われわれの心の調子を高めておくことがますます必要」 本書に書いてある水準まで学ぶことは困難でありつつも、まずは論理学・歴史哲学・幾何学を最低限勉強しようと決意した。続きを読む
投稿日:2020.03.14
kazuyana912
ヤスパースとかと比べるとはるかに具体的で、ミルらしいのかもしれない。大学論の古典としての位置づけみたいなのは定まってるのかな?
投稿日:2020.02.04
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