【感想】マチウ書試論 転向論

吉本隆明 / 講談社文芸文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
6
5
1
0
0

ブクログレビュー

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  • 正木 伸城

    正木 伸城

    メモ→ https://twitter.com/nobushiromasaki/status/1685510961212637184?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    投稿日:2023.07.30

  • Soma Oishi (大石宗磨)

    Soma Oishi (大石宗磨)

    マチウ書試論・転向論
    (和書)2009年08月16日 22:54
    1990 講談社 吉本 隆明


    柄谷行人はよく読むのですが吉本隆明はなんだか体質に合わないような気がして読まずにいました。最近「関係」というところが面白く感じて読み出すようになりました。マルクスの宗教の批判に出てくる一切の諸関係というところと統合失調症における関係妄想、吉本隆明のいう秩序という関係とを関連付かせると面白く感じます。それなりに刺激を受けることが多くて読んで良かったと思います。統整的理念に関しては柄谷行人に補完をして貰いながら読んだらいいなって思いました。続きを読む

    投稿日:2020.09.25

  • bax

    bax

    このレビューはネタバレを含みます

    [ 内容 ]
    『芸術的抵抗と挫折』『抒情の論理』の初期2著からユダヤ教に対する原始キリスト教の憎悪のパトスと反逆の倫理を追求した出世作「マチウ書試論」、非転向神話をつき崩し“転向”概念の根源的変換のきっかけとなった秀作「転向論」、最初期の詩論「エリアンの手記と詩」など敗戦後社会通念への深甚な違和を出発点に飛翔した吉本降明初期代表的エッセイ13篇を収録。

    [ 目次 ]
    恋唄
    エリアンの手記と詩
    異神
    マチウ書試論
    西行小論
    宗祇論
    蕪村詩のイデオロギイ
    鮎川信夫論
    戦後詩人論
    芥川龍之介の死
    芸術的抵抗と挫折
    転向論
    戦後文学は何処へ行ったか

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

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    投稿日:2014.11.08

  • mturknt

    mturknt

    マチウ書試論のみ読了。
    探偵のように原始キリスト教を追いつめていく吉本隆明。面白かった。
    「関係の絶対性」は最後のほうに少し出てくるだけ(それも突然に)。

    投稿日:2014.02.03

  • 今井浩一

    今井浩一

    関係性の絶対性、不可避なそれは、体制に反逆することが、体制に加担している逆転、体制のなかにあることが、反体制である逆転、個の逆立を見事に分析した。もちろんその反対の現象も起こるという、一見、自由な選択に対して、関係の絶対性が先立つ人間のありかたは、真実をついている。続きを読む

    投稿日:2013.12.22

  • ikanocchi

    ikanocchi

    とりあえず「転向論」は読み終わった。
    日本という環境が生み出した「田舎インテリ」が忘れかけ、いやほとんど忘れてしまったと言ってよい日本の封建的な制度という優性遺伝子の存在に足元をすくわれるという話。日本という国は日本人にとって離れようと思っても離れられない。そんな国で我々は生きていくのだ。ということを忘れてはならないと考えた一冊。続きを読む

    投稿日:2012.06.04

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