【感想】八重の桜 四

山本むつみ, 五十嵐佳子 / NHK出版
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • chifuyuk

    chifuyuk

    どんどん発刊が遅くなったので、放送されてないのは最後の3話のみ。ほとんど復習でした。
    最後はすごい駆け足。

    投稿日:2013.11.30

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2013.10.14読了)(2013.10.10購入)
    NHK大河ドラマのノベライズ版、最終巻です。
    明治10年から明治31年までが描かれています。日露戦争の手前ぐらいまでです。
    新島襄、新島八重、山本覚馬、山川兄弟(山川浩、山川健次郎、捨松)、徳富蘇峰、徳富蘆花、といったところが主な登場人物でしょうか。斎藤一改め藤田五郎も時々出てきます。
    会津藩と新選組というのは、思ってる以上に深いつながりがあるようです。
    同志社英学校、同志社女学校、と京都に設立し、運営してゆきますが、キリスト教関係の学校の設立、運営はなかなか大変だったようです。
    アメリカ側の支援は、キリスト教の伝道師を養成するためであり、日本政府は、聖書の授業を認めません。実際はどんな感じだったのでしょうか。
    アメリカ側の支援が無くなってゆく分は、寄付に頼ることになるけど、寄付集めも大変だったようです。
    官立学校は、徴兵免除が認められていたけど、私学は認められていなかったとか。私学は大変だったんですね。
    同志社英学校、同志社女学校、は大学へと改変してゆくようですが、新島襄の生存時には、実現しなかったようです。襄が亡くなった後は、山本覚馬が臨時総長を勤めています。
    新島襄が亡くなった後は、八重は、赤十字篤志看護婦人会・京都府支部の立ち上げをやったり、日清戦争時の看護活動などをやっています。
    新しいことへのチャレンジを恐れないし、女であることもあまり気にかけなかった、女性の活躍の場を広げた先駆者といったところでしょうか。
    会津の人たちはすごい! 福島を元気づけるにふさわしいドラマでした。

    【目次】
    第三十八章 西南戦争
    第三十九章 私たちの子ども
    第四十章 妻のはったり
    第四十一章 覚馬の娘
    第四十二章 故郷への旅
    第四十三章 鹿鳴館の華
    第四十四章 襄の遺言
    第四十五章 不義の噂
    第四十六章 明治の青春
    第四十七章 限りある命
    第四十八章 グッバイ、また会わん
    第四十九章 再び戦を学ばず
    第五十章 いつの日も花は咲く

    ●教育(246頁)
    国を作んのは人間。その人間を作んのが、教育だ
    ●八重(259頁)
    あなたは夫に守られて生きるような女ではない。共に戦って、時には、夫の先を行く女です。
    ●赤十字看護婦(292頁)
    初めでのごどには、いづでも反対する人がいるんだし。……まず、やってみせんべ。道は、私たぢが作ればいい。

    ☆関連図書(既読)
    「保科正之-徳川将軍家を支えた会津藩主-」中村彰彦著、中公新書、1995.01.25
    「奥羽越列藩同盟」星亮一著、中公新書、1995.03.25
    「戊辰戦争」佐々木克著、中公新書、1977.01.25
    「松平容保-武士の義に生きた幕末の名君-」葉治英哉著、PHP文庫、1997.01.20
    「松平容保は朝敵にあらず」中村彰彦著、中公文庫、2000.02.25
    「新島八重の維新」安藤優一郎著、青春新書、2012.06.15
    「小説・新島八重 会津おんな戦記」福本武久著、新潮文庫、2012.09.01
    「八重の桜(一)」山本むつみ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2012.11.30
    「八重の桜(二)」山本むつみ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2013.03.30
    「八重の桜(三)」山本むつみ作・五十嵐佳子著、NHK出版、2013.07.26
    「吉田松陰」奈良本辰也著、岩波新書、1951.01.20
    「吉田松陰」古川薫著、光文社文庫、1989.06.20
    「吉田松陰の東北紀行」滝沢洋之著、歴史春秋出版、1992.12.25
    「岩倉具視-言葉の皮を剥きながら-」永井路子著、文藝春秋、2008.03.01
    (2013年10月14日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    明治という時代を駆け抜ける八重。「弱者はいたわらねばならぬ」という会津の教えのもと、仲間とともに篤志看護婦として名乗りをあげる。新たな時代を切り拓くべく、八重たちは果敢に挑戦していく―。NHK大河ドラマ完全小説版完結!
    続きを読む

    投稿日:2013.10.14

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