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吉本ばなな / 幻冬舎 (48件のレビュー)
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とりぷちん
短編集、さくさく読んだ。 吉本ばななさんの旅行シリーズを知らなかった。 南米の景色を見ながら物語を思いついたのかなって思ったから、その景色をイメージし辛いとなかなかのめり込むのも難しいよね。日本の四季…は線で、南米はもっと濃いみたいなのが良かった 恋愛とか結婚とか難しいけど、『私は、小さい時から身が細るような寂しさや、夕方の静けさや、秋の空の高さや、ひとりで歩く夜道が好きだった。彼の中にはそういう匂いがあった。それが彼と結婚した理由のひとつだった。』この文がとてもよかった。匂いとか感覚とか結婚して一緒に暮らすには切っても切り離せないんだろうな、と。続きを読む
投稿日:2024.01.26
Anne
このレビューはネタバレを含みます
河合隼雄と吉本ばななの対談集「なるほどの対話」を読んで、読みたくなった本のうちのひとつ。 どの短編も好きだったけど、特に好きだったのは、というか、グッとくる表現があったのは、「最後の日」だった。 私がこわいのは、いつも人間の心の働きであり、運命とか自然の脅威のほうではなかった。(P44) もう一度あの気持ちがやってくるなら、嬉しいと思う。(P51) その光景に、胸がしめつけられた。(P56) それぞれとても短くて、詳しいことは書かれてない文章なんだけど…なんでだろう。 その場面でそんなこと感じちゃうの?という意外性もあるんだけど、妙に共感できてしまう感じもするのが不思議。 あと、最後の一文も。 そして、幼い日には想像もつかなかったそんなことで、この年のこの日この夜、胸がしめつけられることが私の人生に生まれていたことが、ただとても嬉しく思えた。(P56) これからどんな困難なことに出会っても、こんな風に感じられる人間になれたら、もう、無敵な気がした。そして、今まで起きた辛いことも、こんな風に捉えられたら、前向きに生きていけそうな気がした。
投稿日:2023.08.10
ぽん子
悲壮的、が心地よい人、新鮮。 南米のエネルギー力、感じてみたい 目的もなく街を歩く心地よさ 確かに東京の人は、みんな目的を持って歩いている気がする
投稿日:2023.06.28
フィドラー
ばななさんの本は何冊か読んでいる。この本は活字を追いながら内容が頭に入らなかった。悪い本じゃないと思うのに。
投稿日:2022.09.21
yasu129
世界の旅シリーズ3作目、めちゃくちゃ良かった…!最高!アルゼンチン、すごく行ってみたくなった。 7編の短編集だけど、一つ一つの話が濃厚、どれもアルゼンチンの景色を織り込んでて自分も旅行してる気分になれ…る。 ブエノスアイレス以外の都市も出てくるので、Googleで地図や写真を見ながら楽しめた。 買ってよかった!やっぱり吉本ばなな好きだなぁ。続きを読む
投稿日:2022.08.05
りんりん
タイトルは不倫とあるけど、静かで爽やかで恋は恋だ もんなって思ってしまうようなお話だった。エピソー ドが1つずつ終わるごとに写真が挟んであって、フィ クションのかノンフィクションのかわからなくな るけ…ど小説の雰囲気とその写真が合わさって残るのが 凄い素敵だなって感じた。小説よりも紀行文のような ものでアルゼンチンに行きたくなるし、 を飲んでみたい。でも吉本ばななの情緒溢れる雰囲気 はマリカの永い夜のほうが出てる気がした。面白かっ た。すき。 続きを読む
投稿日:2022.05.19
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