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清水美和 / 講談社+α文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
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reinou
このレビューはネタバレを含みます
2002年刊。現代中国の経済発展を支える民工(農民出自の工場労働者)、他方、搾取されるだけで不満の捌け口すらない農民。中国人民の七割を占め、余剰労働力として1~2億人以上存在する農民、彼らの実像と中国の抱える闇の部分を広範にレポート。「農民領袖」「土皇帝(古えの地頭のようなもの)」「第三の革命→政府の予想以上に資金投入必要」「民工学校(民工子弟用民間学校)」「大同社会(太平天国的。法輪功)」「農村民主化(人民代表性との齟齬)」「WTO加盟と農地流動化(農地は農民の最後の保険。その保険剥奪へ頑強な抵抗)」。 経済的危機の亢進した農民の流動化が南米的な不安定状況を招来する危険というのは得心。
投稿日:2017.01.20
ntashima
池上彰『そうだったのか!中国』を読んで一番印象に残ったのは“第15章 巨大な格差社会中国”である。以前から知識としては知っていたが農村と都市で戸籍が違うということには驚かされる。韓国に来て随分中国人留…学生に出会ったが彼らも知らない中国農村について読むことにする。2002やや古い。 2013年03月11日続きを読む
投稿日:2013.03.11
otonayomi
中国の人口は約12〜13億人。そのうち豊かな都市民は3億。それ以外は農民である。農村戸籍を持つ者(=農民)は都市で働けない。
投稿日:2006.03.19
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