【感想】“文学少女”と恋する挿話集1

野村美月, 竹岡美穂 / ファミ通文庫
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
15
7
6
0
0

ブクログレビュー

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  • ほたて

    ほたて

    何回読んだか分からないくらい読んでいるシリーズ。
    学生時代からずっと楽しませてもらっています。
    本編の裏側での楽しい話や、本編から少しあとの話まで。
    短編なのでテンポよく読めます。
    遠子先輩の健気で一途で静かな恋を思うと胸が締め付けられちゃう…。続きを読む

    投稿日:2021.03.10

  • 琴吹唯

    琴吹唯

    柔道一筋、人呼んで「炎の闘牛」。そんな彼が恋をした! 清楚で可憐な大和撫子、その名は……『"文学少女"と恋する牛魔王』、「このことは内密に」待望の入部希望者が漏らした呟きには、何やら不穏な気配が!? 『"文学少女"と革命する労働者』ほか、遠子のクラスメイトとの交流や、美羽&芥川のその後など、ほろ苦く甘い、極上のエピソードが盛りだくさん! 物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"天野遠子と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第1弾!!続きを読む

    投稿日:2020.06.23

  • Beluga0617

    Beluga0617

    このレビューはネタバレを含みます

    短編集①
    全体的に短めのものが多いのだけど「ああ、あの時の話か」というのがわかるものが多くて楽しかった。
    本編が暗いものが多いから、こういった明るく軽く読める話もいいね!

    [恋する牛魔王]
    遠子先輩に恋をした柔道部主将の話。
    またコノハが巻き込まれる話。

    [おやつ『更級日記』]
    文学部のポスト設置。
    日常的な感じ。

    [革命する労働者]
    遠子先輩のおやつ係をやめるために新入部員を探してたらボート部の問題に巻き込まれる話。
    この学校はもみ消される問題が多すぎません?

    [おやつ『万葉集』]
    バレンタインの話。
    「だって義理だもーん」と晴れ晴れと笑う遠子先輩が可愛らしい。

    [病がちな乙女]
    遠子先輩のクラスメイトの恋心と、特別な義理チョコ準備。

    [おやつ『ムギと王子様』]
    遠子先輩の結ぼうとして失敗したリボンを、コノハがこっそり結んでいた話。

    [無口な王子と歩き下手な人魚]
    朝倉美羽の社会復帰と芥川くんとの関係。
    少しずつ優しくなれていっているようで良かった。
    このまま二人で支え合っていってほしい。

    [扉のこちらの姫]
    姫倉麻貴や遠子先輩の入学と、文芸部の先輩。


    [浮気な預言者]
    流人が文化祭で遠子とコノハをくっつけようと暗躍しようとしたら、いろんな障害が立ちふさがってできなかった話。
    メイド姿の挿絵が良かったです。

    [おやつ『スノーグース』]
    大学生になって下宿した遠子が編集の佐々木さんからの手紙を読んで涙する話。
    きっとさぞかし嬉しい知らせが書いてあったのでしょう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.10.27

  • あずき

    あずき

    本編をすべて読み終えてからこっちを読んで良かった。ああ、あの時このキャラクターはこんな想いを抱いていたのかなどを知ることができました。

    投稿日:2017.02.04

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    ネタバレ 心葉、遠子を軸とする外伝。短編10作(掌編と思しき作も)。遠子の本編後の心葉への想いを綴る「"文学少女"今日のおやつ~『スノーグース』~」が勿論素晴らしいが、ハマリ過ぎて、少しズルいとも感じる。一方「"文学少女"今日のおやつ~『ムギと王さま』~」がいい。これは、遠子の心葉への恋の始まり(多分)と言える「木の枝にリボンを吊るす件」を心葉目線で解き明かす一編。このラストの遠子の表情に心を持っていかれた。そして、本シリーズでの遠子の真のライバル美羽が、自身忘却していた「物語を綴る意味」を思い出す佳編もいい。
    この「無口な王子と歩き下手の人魚」は、美羽成長譚ではあるが、過去の純真さや思いっきりの良さ、そして幸福感を取り戻す物語。そう美羽も書き手であったのだ。この物語で美羽は読み手が心葉一人ではないことに気が付く。孤独感にさいなまれた少女時代、唯一の救いの心葉への愛憎と悔恨を解き放ったのは子供たちであった。少し綺麗すぎるなというきらいはあるが、心温まる物語であることは間違いない。喜・笑・涙がいっぱい詰まった短編集。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.22

  • いりあ

    いりあ

    野村美月&竹岡美穂が2008年に発表した"文学少女"シリーズの外伝第1巻です。FB Onlineなどで公開されていた短編をまとめたもので、本編に比べて、軽いノリの作品が多いので読みやすいです。短くてもきちんと文学少女しています。あのシリアスな展開の裏では、どんな事があったのかが分かってとても面白いです。こういう世界観が広がる作品は読んでてて楽しい。芥川くんと美羽の物語は初々しくて良いですね。遠子先輩のクラスメイトの話って、ここに出てくるのが初めてかな。続きを読む

    投稿日:2016.01.15

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