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日日日, 左 / ガガガ文庫 (7件のレビュー)
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こや
このレビューはネタバレを含みます
アラハバキの残党である 情雨とその母である玉藻前 その二人は月詠家の庭の地下を拠点としていたw ガルーダが突然二人を連れ去る… ヴィシュヌが鍵を握る。 最終兵器の るるな はか弱い。か弱すぎる。 守らなければいけないのだ。 守るために戦うは情雨と玉藻前。 シヴァとなり、破壊神となって疲れ果てた彼女は。 願われ、請われ、磨耗しきった。 改変するために、色々手の込んだ改変を仕掛けておいた。 鎖々美の過去を変え、今を変えていく。 阻止するは情雨。 シヴァ化したヴィシュヌは、愛するガタールと共に休息につく。 ある程度、元に戻して情雨は呟く。 「・・・がんばってね」と。 ちょっと複雑に入り組んだお話だけど、悲しい物語でもある。 ちょっと間を置くとワケ解らなくなりそうw この後の展開としては、どう風呂敷を包むのか?
投稿日:2019.11.16
clamamus
今までで一番設定がかみ合っていて、これまで連ねた物語がとても機能している。有り体に言えば、ようやくたどりついた名作の巻である。 ずっとヴィシュヌのターンであったわけだが、彼女の回りくどい道程が彼女…自身の述べた理由とも、喝破された真意とも合致していて非常に気持ちよかった。正直、結末にちょっと泣いたりもした。 深く考察された世界観は、しかし深すぎず浅すぎず。物語との絡みもバランス良く、物語も縦横無尽に動いていて、だれることなく読みきれた。まっこと、名作である。 しかし、ささみさんは傍観者のときが一番輝いているのはどうにかならんのだろうか。近年の物語の主役はヒーローに見せかけたヒロイン(攻略される側)が主流で、彼女は特にそうだから、仕方ないとも思うけど。続きを読む
投稿日:2013.07.06
E.W.&R.
この巻は構成が素晴らしい。 1巻で特徴的だった地の人称と、実際に行動する人のズレの視点トリックはやはりこのシリーズ独特で面白い。 さらに、最後まで読んで初めて、冒頭のカラーページ(具体的には8ページ)のやり取りが理解できるこの構成は、まさしくこの巻の主軸たるインド神話の「輪廻転生」を意識して書いたのだろう。 普通は「起・承・転・結」と物語を構成する所、 この巻は「(結)・起・承・転・結」くらいで構成してるので、初見では冒頭何が何だかさっぱり理解できない。 一度読み終わった後に、また最初から読み直すと違った視点で見れるのがかなり面白い(特にヴィシュヌと「彼」の言動の理由が分かるのでニヤニヤしてしまう)。 思わず読了直後に二回目読みそうになってしまった。 後から事情を知った語り部のささみさんが、 同じヴィシュヌのアバターである情雨の行動を通して、 ヴィシュヌの物語を語る、 それぞれ立場は違えども、「救いたい人」がいるからこそ三者三様に共感できるという、視点トリックを利用し、あとがきにある通り「らせんのように」心情を重ね合わられる整合性を見出している所がかなりニクい演出だと思う。 …でもこの作家、SFは苦手そうだね(笑) タイムトラベルSFモノとして面白いかと問われると、 苦笑するしかないのはご愛嬌。
投稿日:2013.02.05
柏葉
うーん、もう次巻は買わない。ヴィシュヌが干渉しリア充となった鎖々美さん+ヴィシュヌの過去+情雨と玉藻前のvsヴィシュヌの三本立て。筆者は楽しんで書いたんだろうが、ヴィシュヌがここまで引っ張られてくると…は思わなかった。目次を見ると、見事女の子しかいない……。続きを読む
投稿日:2012.10.13
にゃかじ
ヴィシュヌとガルーダのくだりはなんだかご都合主義に回ったような感じを受けた。 次巻予告が無かったが、そろそろヒルメが出て来るのか?
投稿日:2012.10.08
まるり
玉藻前さんと情雨ちゃんが主人公?って思うくらいの出演量でした。次巻はささみさん大活躍してほしいです。
投稿日:2012.10.05
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