【感想】ぴんとこな(7)

嶋木あこ / Cheese!
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
6
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ブクログレビュー

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  • danner

    danner

    序盤は恋愛のドロドロが目について、それこそぴんと来なかったのだが、ああ、これは「ガラスの仮面」なんだと思うとしっくり面白い。

    投稿日:2015.07.17

  • あさひ

    あさひ

    芝居の筋に現実の話を絡めて、舞台を魅せます。
    『恋愛』を主題にすることで舞台に感情移入させて、歌舞伎の魅力と役者の真摯な姿勢を描きたいのだと思います。
    そして恭之介の舞台は終わり、今は色ボケ中。次は一弥のターン。
    役者馬鹿になるという決心は頑なさと危うさを感じさせ、そのダークさがなかなか素敵です。
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    投稿日:2013.10.04

  • うらこ

    うらこ

    このレビューはネタバレを含みます

    恭之助の女形がかわいかったし、あやめと同居できるようになって、夢見る乙女みたいになってきましたけど、一弥はどんどん黒くなるなぁって。

    恭之助に近づきたいばかりに優奈と結婚を決めたのに、稽古を中断させてまで一弥を独占した優奈に腹を立てたり・・・。優奈も一弥の愛が自分にないと分かったら、梢六に行ってしまって、最終的には一弥はすべてをなくしそうな感じがしました。

    続きが気になります。

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    投稿日:2013.05.01

  • 霜月

    霜月

    このレビューはネタバレを含みます

    恭ちゃんが夢見がち男子でちょっとびっくりしている…お家の中でいろいろ鉢合わせとか…漫画の読み過ぎです!

    「スゲー舞台」って何かわかってないみたいだけど、あたしからすれば、「共演者も引っ張られるくらいの舞台」じゃないかねーと。恭ちゃんのお光の演技に、ぱっとしない竹も引っ張られてる。ちゃんと考えて演技してる…途中からってのがびっくりだけど。でもそれくらい、「本気じゃないから」とか言ってるのを捨てさせるくらい、恭ちゃんの演技には魅力があるんだろうなーって…思いました!!!さぼってきた分とか、まだ発展途上な分とかあるけど、この一途さが読んでて気持ちいいです。

    しかし恋愛方面が…一弥がどんどん黒く冷たく…まあ仕方ない。あやめを好きだなんだと言ってた3巻あたりがあまり好きではなかったのもあり、個人的にはこういうのわくわくするので好きですwお嬢さんどうなることやらwwwwww
    あとは先代のことか…これ公になったらどうなるんやろか。

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    投稿日:2012.12.20

  • 秋

    このレビューはネタバレを含みます

    1~7巻まで全巻読みました。7巻まで読んだ感想です。

     BLが苦手な人には、この漫画あまりお勧めできません。と言っても、露骨な表現はないけれど。(ギャグと捉える事が出来るのであれば大丈夫だけれど…)演技の事、歌舞伎の事で葛藤する2人を親目線で見守ってきたのだけれど…。何故か巻がすすむにつれて、どんどんBL臭くなっていく…。何でやネン。って感じ。

     正直BL云々は分らないでもないけれど、同人に任せて欲しい気分。あえて漫画でやる必要はないような…。まぁ、今の所ギャグ?だからいいけれど…。

     とにかくせっかく歌舞伎を題材にして漫画を描いているのだから、読んでる人が「一度歌舞伎を見に行きたい」と思うような漫画を描いて欲しい。ちなみに私は、若い頃に南座で歌舞伎を見た事がありま。

     お嬢さんに関して。この子は、精神年齢が高校生とは思えない位に幼い。

     とにかく本気で一弥を愛しているとは思えません。しいて言うならば、幼稚園児が「あのおもちゃが欲しい」と言って駄々をこねている感じか。

     お譲さんを見てるだけで、轟屋さんがお譲さんをどういう風に育ててきたのかチョンバレです。欲しい物だけを買い与えて、我がままに育ててきたのだろうと。それだけでなく、親としての愛情もほとんど注がずに、愛情薄く育ててきたのだろうと。(物を買い与える事=愛情とか勘違いしてそうだ)こんなに我がままに育てた挙句、よわっちく育てて、この先この子が生きていけるかどうか、マジで心配だ。

     この子を守ってくれる両親、将来の旦那様、周りの人達がいなくなったら生きていけネェだろ。そんなんで、家を守っていけるとお思いか?轟屋さん。お宅、マジでそれでも親か。そう言えば、何巻だったか忘れたが、自分の娘よりも一弥の方が可愛いとか何とかほざいていたナァ…。@うろ覚え。

     そういう事をよく平気で口に出すなぁ。(呆)

     てか、そんな家だと知っていたら、私が一弥の親だったら速攻で辞めさせる。自分の大事な我が子をそんな人のところへ預ける気にはならん。(一弥の母親も、相当変な人だと思うけれど。)

     轟屋さん。あなた「家を守る」という事がどういう事か分ってらっしゃらないでしょ。

    (それから、歌舞伎役者の奥さんって、すんごい大変だぞと。以前中村橋之助さん家の特番をTVで見た事あるけれど、三田寛子さんがすっごい頑張ってらっしゃった。

     一弥は多分まだ上を目指す。結婚後、三田さんのあの日常生活を、このお嬢さんがしなけりゃならないのに、このお嬢さんに出来るとは到底思えないのだけれど。それどころか、一弥の足を引っ張りそうだ。

     はっきり言って、普通の結婚生活ですらこの子には無理だと思う。結婚は「遊びじゃない=おままごとじゃない」んですよ。

     轟屋さん、マジで頭大丈夫ですか?家を潰す気ですか?って感じ。お嬢さんに、子育てはおろか旦那様を精神的に支える事ですら無理だわ。

     そもそも轟屋さん。稽古の真っ最中にお嬢さんが割って入ってきた時、どうして厳しく怒らないの?一弥に対しても甘いし、お嬢さんに対しても甘い。

     全く甘ったれにも程があるなとあなたはつぶやいてらっしゃったけれど、その言葉はソックリあなたに対して返したい言葉だわ。(--#

     あなたが子供に対して甘いから、ああいう感じになったんでしょうが。(怒)一弥が歪んだんでしょ。あなたの打算的な所が彼を歪める結果になったんだ。そもそも大事な稽古の最中に何故お嬢さんの我がままを許すのですか?

     あなたの中では、お嬢さんのわがまま>稽古ですか。そんな歌舞伎役者が一体何を演じると?

     同じ甘やかすにしても、もっと違う場面で甘やかしなはれ。見境なしにガキを甘やかすな。

     それから、一弥と言う人間がいなかったら、この子どうすんだ?このまま嫁にいけると本気でお思いか?この状態で。こんな世間知らずのわがままお嬢様状態で嫁に出したら、嫁ぎ先がいい迷惑だわ。

     歌舞伎の家はおろか、一般家庭ですら無理ですよ。こんなになんにもできない(であろうと思われる)世間知らずのおバカお嬢様。

     この二人が結婚しても、ドロドロで不幸せになる事が目に見えて分るので、作者は早い所何とかしてください。

     今のままじゃどっちも不幸せだし、どっちの為にもならない。お嬢さんには一度世間の厳しさを教えるべきだし、花嫁修業でも何でもしてくるべきかと…。

     一弥に対して言いたいこと。

     いい役が欲しいのは分るが、していい事と悪い事くらいの分別はつけるべきでは?私があなたの親で、あなたがお嬢さんに対してした事を知ったら、拳固100発位じゃ済まさないから。演技の為だけに関係を持ったのなら尚更、箒でケツ叩き1000発の刑で、轟屋さんの前に引きずっていって土下座させるけれどね。

     卑怯な事をするな。

     男として女に対して責任のせの字も取れない癖に、まだ半人前以下の癖に、演技の為だけに好きでもない子と関係を結ぶな。覚悟を決めると言う事がどういう事なのか、履き違えるな。覚悟も決まってない癖に、いい演技ができると思っているのか?

     何でそんなに女々しいの?

     歌舞伎のお話の中にはもっと難しい役がいっぱいあるのに、今後あなたにそれができるとは思えないんですよ。何故なら、人として歪み始めてるからだ。巻を読み進めるにつれあなたからは、人の狂気しか感じなくなってきているからだ。気持ち悪い。

     しっかりしなはれ。そんなにメンタルが弱くてどうするよ?あやめちゃんの事を諦めたのならば、男らしくキッパリスッパリ諦めろ。そうでないなら諦めるな。いい役が欲しけりゃ、後ろ盾を当てにするな。どんなに厳しくても何年何十年掛かろうが己の実力で掴み取れ。

     自分がどういう行動をとってるか理解してるか?と。”実力じゃ役が取れない”と”自分で認めてる”んですよ。そんな腐った性根で一体何を演じるのですか?(素朴な疑問)何で楽な道を選ぶわけ?楽な道を選ぶ事が悪いわけじゃないけれど、その為にお嬢さんを傷つけてもいいと思ってるの?お嬢さんは、あなたが歌舞伎の世界で役を取る為の道具じゃないよ。

     何の為にあやめちゃんが身を引いたのかよく考えなはれ。

     あなたを見てると、(あやめちゃんと恭之助君=どちらも手に入らない対象)を手に入れようとして、もがき苦しんでるみたいで、苦しさから逃れる為に、手段を選ばなくなってきていて、見ていて正直気分悪いんですよ。

     お嬢さんも一弥も「世の中にはどんなに欲しくても手に入らないモノ、事があるのだ。」と言う事をさっさと学習しなはれ。

     多少は打算的であってもいいけれど、その結果人を傷つけるような真似はするな。気持ちに応えられないのであれば、きちんとお断りしなさい。

     一度大事にすると思ったのならば、大事にしてあげなさい。全然大事にしてないじゃないか。何でそんな嫌な男になったのさ?

     ついでに言っておくけれど、脇役あっての主役であり舞台だから。

     脇役が”ヘボ”だと主役がどんなに良くても興ざめなんですよ。名脇役がいると本当に感動モノなんですがねぇ…。脇役を演じられる人って、本当に少ないんだけれど…。

     このままいったら、恭之助には絶対勝てないし、ライバルですら無理。その前に人として潰れるか、もしくは歪んだ打算的な悪役で終わるかどっちかだ。

     世の中奇麗事だけじゃ生きていけないのはよく分ってるけれど、「女遊びも芸のうち」って言葉があるくらいだから、その辺もよく理解しているけれども、それでも主人公格の人間に、自分の欲望の為に人を傷つけるような真似はして欲しくない。

     まぁ、ある意味歌舞伎の世界の内面が良く描かれているけれども。(BLの事も、泥沼恋愛も)

     一弥には、恭之助の強力なライバル=BLぬきで、お互い切磋琢磨できる関係=ライバルでいて欲しい。自分の実力で役を取って欲しい。(恭之助に対しても同じ事を思う。)

     まだまだこの漫画に言いたい事は一杯あるけれど、言いたい事は一つだけ。

     せっかく歌舞伎の世界を漫画にしているのだから、若い人達が歌舞伎に興味を持てるような、歌舞伎を見に行きたいと思えるようなそんな漫画にして下さい。昼メロ路線にギャグでBL臭があってもいいけれど、(女の子が宝塚に憧れるようなそういう感じだろうと)あまりそっち方面をメインに持ってこないで欲しい。

     今後の要・注目点。一弥とお嬢さんの関係だなぁ。

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    投稿日:2012.11.01

  • kyouchan10

    kyouchan10

    全巻購入。家柄が重んじられる歌舞伎(かぶき)界において、名門の御曹司(おんぞうし)として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助(きょうのすけ)。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥(いちや)。正反対の2人(ふたり)の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をしたのが物語の始まり。歌舞伎を愛するあやめに好かれたい恭之助は、コネなんていらないから実力が欲しいと悔し涙を流す。あやめの目の前で主役を張りたい一弥は、名門の養子になろうとする。恋愛に歌舞伎にひたむきな3人の物語。 この作品は第57回小学館漫画賞少女向け部門を受賞。「このマンガがすごい!2012」では8位獲得してます。毎回書いてますが、嶋木作品は絵が丁寧で上手いです。特に男キャラはカッコいい!!嶋木さんの作品の中では「ぴんとこな」が一番好きです。ちなみにタイトルの「ぴんとこな」は、歌舞伎の用語で「男らしく芯のある、二枚目」とゆう意味。7巻では雑誌掲載時とは違う、もうひとつの舞台シーンを大幅加筆修正してあるそうです。続きを読む

    投稿日:2012.07.28

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