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酒井啓子 / 講談社現代新書 (41件のレビュー)
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総合評価:
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1993802番目の読書家
発行から十年以上経つが、現在にも通ずる中東の成り立ちをわかりやすく解説した良書。 19世紀以降の石油産油国と欧米諸国の利権、サウジアラビアの登場と非産油国のアラブ民族主義化 イスラエル建国によって、…アラブ人が非アラブ人、イスラムかユダヤ教の二軸対立構造でアインデンティティを突きつけられるどちらにも属する人々 中東での冷戦問題 アフガニスタンでのソ連駐留に代表される東西冷戦に利用されるたアラブの若者たちと9.1 1に代表されるアラブの反撃 二軸対立の中で強かに大国を利用してきたアラブ国家 続きを読む
投稿日:2024.03.12
本屋のおっさん
中東と呼ばれる地域の歴史、宗教、民族を概観。 とかく複雑、狂信的、怖い、などと誤解されがちな地域。様々な角度で丁寧に解いていけばこんなにも分かる。とても面白かった。著者の他の本も読みたい。
投稿日:2023.12.08
saki1006
中東に関して幅広くかいてあるが、多くの国にまたがっているため、時々どの国の話をしているのか混乱してくる。中東ではさまざまな要因により、今が成り立っていることがわかった。
投稿日:2021.09.18
hao
2010年発行の中東解説書。現時点では少し状況が変わっているかもしれないが、それまでの歴史的経緯を知るには十分な情報量がある。全体像をつかむには良いと思う。是非アップデートした内容での続編を希望する。
投稿日:2021.04.23
ISSEI
中東に関する各種論点について、基礎的な知識を提供してくれる入門教科書。 ・西洋諸国の干渉と近代から現代までの経過 ・石油に絡む問題 ・冷戦の影響 ・イスラム主義の位置づけ についてそれぞれ解説している…。続きを読む
投稿日:2020.05.22
mamo
イラク戦争のときの的確な解説がとても印象的だった著者による「中東」全体に関する概説書。 「中東」といっても、そもそもそれはヨーロッパが作った概念で、具体的にどこからどこまでが「中東」なのかもわからな…いし、国や地域によってとても多様性がある。著者の専門は、イラクということで、その領域を超えることへのおそれも感じつつも、こういう概説がないことを踏まえて、書いてみたとのこと。 著者の「9.11後の現代史」を最近読んで、今、中東で起きていることの意味がなんか浮かび上がった感覚があったので、より長い期間をカバーしているこちらも読んでみた。 中東というと、イスラム教と他の宗教の対立、イスラム教の中でも宗派間の対立と、なんか宗教の問題が根にありそうな印象があるか、それは原因というより、より深いレベルでの構造が対立としてでてくるときの現れ方、みたいなものと考えた方がいい。 中東の問題って、結局、ヨーロッパの植民地支配やユダヤ人の迫害とか、冷戦期の米ソ対立とかが根っこ。そういう欧米を中心とする世界政治の矛盾がこの地区にしわ寄せがいっている、ということなのかな? イスラム主義も、テロリズムだけではなくて、いろいろな立場がある。そして、それは決して過去に帰ろうという懐古的なものではなく、現代においてイスラムをどのように実践していくという課題であるとのこと。 それは、アラブ民族主義的な運動が失望に終わったあとのアイデンティティをイスラムに求める運動なんですね。 この本は2010年の出版で、「アラブの春」の解説がないのが残念だが、それは「9.11後の現代史」で取り扱ってあるので、そっちを読むといい。 そして、「アラブの春」以前の段階での中東におけるインターネットやメディアの普及状況、若者の文化などについてもこの本では、しっかり言及してあり、「アラブの春」への展開もごく自然なものとして理解ができた。続きを読む
投稿日:2019.03.10
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