【感想】アルペンローゼ(1)

赤石路代 / ちゃお
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 佳良乃

    佳良乃

    世界大戦に揺れるヨーロッパを舞台に繰り広げられる、
    ドラマティックでハートフルなラブ・ストーリー。
    どの登場人物も、読者が感情移入でき、
    納得できる人生を送っているので、
    真の意味での悪人がいないというのが特長。

    読んでいくと分かりますが、
    この物語のとっかかりは名作映画
    「サウンド・オブ・ミュージック」からヒントを得ています。
    ヒロイン・ジュディが、幼なじみの恋人ランディと、
    生き別れになりながらも、多くの困難を乗り越え、
    自らのルーツにたどり着いてゆくまでの物語は、特に面白いです。
    ヒロインを取り巻くのは、優しくて頼りがいのあるランディ、
    ヒロインを執拗に追いかける冷酷で強引なグールモン伯爵、
    そして、若き天才音楽家
    レオンハルト・フォン=アッシェンバッハの三人です。

    わたしは、いい子ちゃんキャラのランディよりも、
    情熱的でちょっと我が儘なレオン派でしたね。
    「ベルばら」のオスカルのようないでたちで、
    女のような美貌とオレ様なキャラが魅力なレオン。
    彼が作曲した交響曲の第4楽章にあたるのが「アルペルローゼ」。
    反ナチソングとして禁ぜられたこの歌を敢えて演奏し、
    感動した観客が立ち上がって合唱するシーンは涙ものです。
    この交響曲全楽章は、イメージアルバムにもなっており
    昔聴いたことがありますが、すごく素敵な曲でした。
    見てないですがアニメ化もされたみたいですね。
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    投稿日:2008.03.08

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