【感想】インタビュー術!

永江朗 / 講談社現代新書
(43件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
3
15
19
3
1

ブクログレビュー

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  • 本の虫

    本の虫


    ビジネスの場でも活かせないか?と思い読んでみましたが、インタビュアーなどの「取材」に重きを置く方向けの本です。
    筆者自身の過去の取材における経験やそこから気づいたポイント(コツ)が載っていていますが、大事な部分というのは限られています。
    例えば、教養。
    これは本書だけでなく様々な本で語られていますが、インタビューというシチュエーションにおいても大変有効だということが理解できました。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.02

  • arasanta

    arasanta

    インタビューの準備と書き方について豊富に実例とともに載っています。
    アポイントの取り方や、当日の流れについては薄いので他の本を参考にした方がいいかも。
    インタビューすることがあるならさらりと読んでおくと安心できそうな本でした。続きを読む

    投稿日:2018.11.16

  • sazuka

    sazuka

    世の中で起きる対人関係すべてをインタビューで解ける、そんな気がした。
    --------
    インタビュー術、という名称からはノウハウ本に思えるかもしれない。そういう側面も、もちろん多分にあるが、しかし見どころは、インタビュイー(ってgoogle日本語入力が変換してくれない。使われない言葉なんだね。話し手の方)に対してのインタビュアーである著者が、インタビューという海で見つけた宝島だったり、珍生物だったりを楽しめるところだ。

    取材とインタビューは違う、という。おお、ビリっと来た。
    僕は取材もインタビューも仕事として経験している。最近はインタビューのほうが多いというか、好きである。取材とインタビューは何が違うのか。

    インタビューの主役は、インタビュイーの言葉である。取材は、相手が話す内容や意味が主役である。この違いがわかっていない人にインタビューを試みると大変なのだ。

    そしてインタビューは虚構であることが説明される。だって、一字一句違わずただ流すインタビューなんてないもんね。

    僕が印象的だと思ったのは、

    抽象的なことがらを理解するためには、抽象的な思考のトレーニングが必要だし、そのためには時間も努力も必要だ。ふだん抽象的な思考をしていない人に、いきなり高度に抽象的な話をしても、理解するのは難しい。

    という一節だ。ここは多分、全体からするとそんなに重要ではないのかもしれない。しかし、どんなに難解なことも、必ず易しい言葉に置き換えられる、という幻想をもった人がいることも事実だ。

    アナロジーで語ったことで雰囲気が伝わっても、それで理論や概念そのものを正確に理解したことにはならない、とも書かれていた。

    うわあ〜、突き刺さるわ〜。

    そういうところに僕は惹かれたが、インタビューの段取りだとかを通じて、よりよい人あしらい(って言葉悪いかな?)、よりよいアウトプットを追求する姿勢は、インタビューという仕事をしていなくても、静かにエキサイティングであるといえる。

    ふだん、他者に関心がない、という立場をとっている僕が、実はそうでもないのかな、って内面を見ちゃったりして。インタビューされていないのに、脳内インタビュイーになるのであった。
    続きを読む

    投稿日:2018.04.05

  • がさ

    がさ

    このレビューはネタバレを含みます

    パワーフレーズ
    「容姿とテクニック、接客マナーはいうまでもありません。でも、いちばん重要なのは教養なんです。」

    インタビュアーの視点からインタビュー記事を分析したのがこの本。前半はインタビュー論、後半はよりディープなインタビュー論となっている。一般人は前半だけでお腹いっぱい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.08.25

  • いたち野郎

    いたち野郎

    下調べから掲載まで、取材で一番緊張するのはインタビュー本番でして、なぜかというと自分1人ではできない、初めて会う相手との仕事だからなんですね。普通、プライベートで知らない人と話すときは、1回会って、こういう感じなら次回はこう話そうとできるけど、インタビューはだいたい1度切りですから、前持って準備できる技術であれば知っておくにこしたことはないね。経験値はそれからでもいいのです。テープの語尾に気持ちが宿る、人によりきりインタビューの仕方、相手が話してるかのような表現を検討してみる、など。続きを読む

    投稿日:2017.08.05

  • nakahisashi

    nakahisashi

    インタビューの入門書は数が少ないが、この本はとても学ぶことが多い。第1章・2章は後発のインタビュー入門にも載っているであろう内容だが、第3章「インタビューはこう読め」は秀逸。裏側を見せたり推理したりすることで、話を聞くだけでなくそれを「インタビュー原稿」にまとめていく過程が垣間見れ、自分ならどうまとめるか、考えさせてもらえる。続きを読む

    投稿日:2017.05.06

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