日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

藤沢数希 / ダイヤモンド社
(109件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • takeyabu

    takeyabu

    P165 本当の成長戦略とはなんでしょうか?それはリスクをとって成功した人に報いる税制と、大胆な規制緩和です。高額所得者の所得の半分を税金として取り上げたり、もうかっている大企業の利益の40%を税金として奪い取ったりして、田舎の兼業コメ農家や特定郵便局長にお金をばらまいて必死になって集団票を買っても、国全体の経済なんかよくなるわけはありません。

    P188 金銭解決の金額ですが、月給数カ月分が適当だと思います。もちろん通常の退職金も。退職金+解雇するためのお金。
     今の法制度では大企業が正社員をクビにしようと思えば、ちょっと話がこじれると年収の2年分ほどの金を積んで仕事のできない社員に辞めていただかなければいけません。
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    投稿日:2020.06.01

  • T.O.

    T.O.

    Twitterやメルマガで現在でも精力的に発信を続ける、藤沢数希氏の著書。
    どうも経済学に苦手意識があったので、Twitter上で認知していた氏の本を手に取ってみた次第。

    基本的に氏は完全なる資本主義経済の信奉者であり、それに対して「代案はありません」とさえ述べる。その具体的な主張は最終章(第5章)に述べられており、自分としては態度を決めかねる極端な思想であった。ただ、読み進める中で、自分としても「基本路線は小さな政府と市場原理」という形では納得。その上で、それをどこまで基本に忠実に実行し、どこから政府の介入・規制等を行うべきなのか、そのバランス感覚の醸成して私見として持つことが、今後の課題であると認識した。

    なお、最終章以外(特に第2章〜第4章)は基本的な経済学の知識を平易に解説しており、所々クセはあるものの、とても分かりやすいと感じた。これらの部分は、マクロ経済学の初心者にもお勧めできる。
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    投稿日:2020.04.23

  • arasanta

    arasanta

    藤沢節で日本のいいとこ悪いところをばっさばっさと書いていくので痛快に読めます。
    9年近く前なので今となってはやや古いか。アップデートは金融日記で見よう。

    投稿日:2020.01.15

  • NAMI

    NAMI

    1.経済学を実体経済に活かすためにはどのように世界を見ていけばいいのかを考える

    2.既得権益を徹底し、資本主義に徹してフェアな市場を作りましょう、というのがこの本の言いたいことです。
    日本は既得権益が特に強い国なので安定した経済成長ができません。そこで、解決策として資本主義が出てくるのですが、キーワードは、資本主義の徹底、雇用の流動化を促進、教育の更新です。今までと同じような生活ないし教育しか受けてないようだとこれからの時代に対応できません。実際に、大学の経済学は現実とかけ離れた部分が多かったり、海外の現場を知らない人が英語教師になったりしているため、間違えた教育を施しています。
    このようなことが起きないよう、自分自身で経済学を身につけて、自分でグローバル社会を生きる力をつけることが大事です。そのための世界の見方として学ぶことができる1冊です。

    3.資本主義が大切なのは理解してます。例えば、使えない社員をクビにして新しい社員を雇ったり、官僚の既得権益を徹底することも必須なのですが、日本では実施されないなと思ったのが感想です。人間が合理的に動かないのは行動経済学でも示されているので、中々難しい問題です。特に変化を嫌いやすく、効率をあまり重視しない日本ではなおさらです。
    私自身、経済学を学びましたが、全てが適用できると思ってません。人は合理的に動かないということを常に考えているので、経済学って本当に使える学問なのか?と思うこともしばしばあります。また、行きすぎた資本主義は、韓国や中国のような結果をもたらします。富裕層に稼いでもらってそれを再分配するのが原則ですが、できてないのが現実です。
    資本主義を取り入れて既得権益を徹底すること、現実に活かせる教育を施すことに関しては賛成でしたが、資本主義に任せましょうというのはいささか楽観的だと思いました。
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    投稿日:2020.01.04

  • mysterymanbo

    mysterymanbo

    3章までは入門書ですが、後半はむつかしいです。
    以下、著者の提言を紹介します。

    日本の慢性的な経済の停滞を解決したいのなら、デフレ解消よりも潜在成長率をあげることを優先すべきです。(P109)
    そのためには、規制撤廃による自由競争での生産性向上だ。(P110)
    安全保障問題は戦略的に考える必要があるが、輸入規制のほとんどは特定業者を守るための政治活動であり、多くの国民から巧妙に富を盗んでいるだけ。(P127)

    農産物の輸入化は与野党揃って反対の立場ですが、これは食料自給率の問題と農家保護という2面から正当化されていますが、筆者はナンセンスだと一刀両断。そもそも食料が自国の安全保障に密接にかかわるのは当然だが、その前に石油が無ければ化学肥料もつくれないし、食料を都市に運ぶこともできない、さらに農家保護のために高いものを買わされる国民、さらに彼らの補助金の原資も税金ですが、もし食料不足という事態になった場合に農家が都会のサラリーマンに率先して分配してくれるのでしょうか?平時には既得権益で高い農作物を買わされ、有事には買えないという状況は否定できません。それよりも、友好国から安いものを購入できるルートを多く確保しておく方が賢明。(P198)

    規制緩和は学校教育にも及びます。(P204)教員免許も既得権益の1つで、一度先生になったら、どんなに能力が低くても首にならないという競争の無い世界に安住できてしまう点も、不正が起きてもかばいあうという隠ぺい体質の温床になっているのでは?能力と意欲のある人間を外部から積極的に受け入れることで風通しもよくなり、教育の多様性も期待できるはず。

    さらに、規制による不便さ(銀行の窓口は午後3時、裁判所は平日の昼間)は、競争の無い世界だから許される特権に他ならない。(P213)

    最後に、経済の仕組みを解説した本書を読んでも状況がイマイチよくわからないのは・・
    現在の米国と中国の貿易戦争です。米国の強硬姿勢に中国は苦しい対応を迫られているわけですが、中国が米国との貿易黒字で儲けたお金で米国債を大量に購入しているので、なぜ手持ちの国債を「売りに出す」と脅しに使わないのだろう、ここまで踏み込むと世界不況の引き金になるからと中国が大人の対応をしているのか、それとも水面下では落としどころの話し合いが行われているのだろうか?という点でした。
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    投稿日:2019.10.09

  • いまむやすむ

    いまむやすむ

    経済初心者視点で、幅広い領域で解説してくれている。何回も読み返して理解を深めたい。
    政府や経営者視点で考える必要性も感じました。
    #藤沢数希

    投稿日:2019.09.12

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