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トーベ・ヤンソン, 小野寺百合子 / 講談社文庫 (27件のレビュー)
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だまし売りNo
ムーミン一家が島の灯台に引っ越しする。この灯台はムーミンバレーパークにもある。ムーミンパパは家長として存在感を示そうとして空回りする。ここは古さを感じる。
投稿日:2024.01.18
しののめ
タイトルに惹かれて、童心に帰ったつもりで読んでみようと思ったもの。 だが予想以上に難しい本だった。 タイトルからムーミンパパの孤独な旅路やひと夏の冒険のような物語を想像していたが、全く見当違いの想像…で…パパだけでなく一家全員で安住の地であったムーミン谷から海を渡って新天地を探しに行く、という一家にとって非常に大きな出来事を描いた本だった。 かといって、幼いころに読んだ「ムーミン谷の彗星」のような胸躍る冒険譚ではなく…慣れない島の環境に一家がそれぞれ苦心しながら頑張るような、個々の内面や家族関係に主眼を置いた物語であった。もちろん、一家の大黒柱であるパパの苦悩も描かれているが… 一読しただけでは登場人物の機微をほとんどつかめなかった。 矯めつ眇めつして何度も読み返すことで何かつかめるかもしれない。続きを読む
投稿日:2023.10.20
海と青硝子
外からの脅威ではなく、ムーミンパパの内面から起こった不安。今までのムーミンシリーズにはなかったことから始まった物語です。暗示的で、難しいな。
投稿日:2023.03.02
kona
ムーミン谷の十一月を先に読んでしまいました。 ムーミンパパ海へいくで、ムーミン一家が引越しをしてしまったからなんですね。 ムーミン谷では、仲間たちが待っているけど、冒険すきの彼らたちは、きっともう、戻…らないんでしょうね。ああ、人生だなぁっと思ったところ、転勤で、知らない土地に移り住んだことを思い出しました。ただただほんわかな楽しいお話だけでなく、人間味溢れたお話に共感出来るなぁと納得した一冊でした。続きを読む
投稿日:2023.01.19
だちおくん
家族で灯台のある島に移り住む話。 思っていたより壮大な話だった。 ふんわりした言葉で不思議なことが次々起こる。 独特の世界観。 最後の解説を読んだ時、深い話だなあと思った。
投稿日:2022.09.23
カエルの子分
このレビューはネタバレを含みます
相変わらず不思議空気があり、わかりにくい… ただ後半のムーミントロールの変化と成長、パパとママの変化は興味深かった。 ミィは嫌なヤツに見えて、1番まともに物事を見ていて、助太刀してくれる。特にムーミンたちはメルヘンな思考だが、ミィは読者も含めて切ってくれる。ちょっと好きになる。 いつもモランに対する扱いが酷くて同情してたのだが、今回のムーミンが振り払ってくれた。だが、ムーミンとの交流によって、モランが冷たくなくなった、ということはみんなが避けなければモランは恐ろしい存在ではないということ?それはとても悲しいことだ。
投稿日:2020.09.24
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