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夕立悠理, 鶏にく / レジーナブックス (1件のレビュー)
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いこ
このレビューはネタバレを含みます
物語の強制力が怖い。 抗おうとしても元の小説通りの展開を辿り、愛し合っていたはずの二人は別れることになってしまった。 本来のエンディングを迎えたことで、その強制力から解放されたはいいが、今度は強制力による「嘘」から何故か逃れたキャラたちが、過去の行いを悔いるという。 それは、王太子もまた。 本当に愛していた人を強制力から手離してから気付くという。 この展開がえげつない。 互いに思い合っていたのに、強制力のせいで既に互いに別の相手がいる状態。 結局面と向かって改めて別れを告げあうほかなかった……悲しい。 彼女、強制力から解放された後は大食いチャレンジと剣術修行、劇団と絵画教室でスキルを磨き、あとは孤児院の子たちと遊び倒してただけですけどね。 今の旦那に見向きもせず。 という訳で、申し訳ないが、彼女の今の旦那を推せる気にはどうしてもならず。 途中まで、元婚約者の王太子とやり直しもありだなと思えるほど、彼女も引きずっていたし、王太子も彼女を思っていたので。 国交もあるから安易に離婚はできないけど、今の旦那の言動がどうにも後手後手感があったし、好意を押し付けてくるだけだなと思ってしまったので。 すまんの。 ウキウキと彼女のことを語る影のあいつの方がよほど推せた。 特に王太子は聖女と結婚したところで、特に聖女に覚悟がないから破綻が見えている。 それがまた辛い。 上記だけ見ると一部を除きシリアスに見えるかもだが、基本的には彼女がゴーイングマイウェイしているコメディである。 彼女が自分の好きなことをしてコメディしている間に、勝手に今の旦那が惚れ込んで、彼女が元婚約者と切ない別れをして、結局今の旦那といい仲になるという。 で、元婚約者は幸せでない結婚生活を送る……辛いよ。 聖女が協力的になってくれるのを祈るしかない。 そこから愛が生まれるかもしれないので。 個人的にはそんな愛は嫌だが……
投稿日:2024.02.24
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