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津原泰水 / 河出書房新社 (11件のレビュー)
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ぽてち
2022年2月に亡くなった津原さんの遺作。 ……という情報だけで借りたので、ページを開いて唖然とした。なんじゃこりゃあ! 文体が硬い。見たこともない漢字が使われている。ぼくの読んだ津原さんの本は『ヒッ…キーヒッキーシェイク』だけなので、この落差に戸惑った。 気を取り直して続きを読む。大学に入学したものの音楽の夢を捨てきれず中退。金を貯めるために父親の工務店で働き、東京の専門学校に入った秋野修文を主人公とした青春小説だ。 現代を舞台に明治の文体で書くというのは面白い試みだと思った。旧仮名遣い版もありだな。 合掌。続きを読む
投稿日:2024.02.07
tokosan
『ヒッキーヒッキーシェイク』をきっかけに著者のことを知り、『たまさか人形堂』を読んでみたらこれがまさに好みど真ん中。本作では語り手の巧みな語り(方言もだけどそれだけでなく)に翻弄され、読者は時代や空間…、夢と現実の境い目を行き来させられる。2022年に急逝されたので本書が遺作となってしまったが、過去作品が次々と文庫化もされているのでこれからの楽しみにしたい。続きを読む
ブーレ
ごめんなさい、途中離脱。 文章が難解なのはともかくとして、4分の3までは展開があまりなく..ここからだったかもしれないのだけど。
投稿日:2024.02.06
Bikkie
これは厳しかった。 文体のせいなのかストーリーのせいなのかわからないのだが、お話がうまく頭に入ってこず、読了できませんでした。青春小説ということで期待したのですが、、、残念。
投稿日:2024.01.07
aiaitaro8
新居浜から東京の音楽専門学校へ入学した若者の青春譚。劇的な事件が起こるわけでもない、驚嘆するような幻想が現出するわけでもない。ただ、内省的な青年が東京で暮らし、夢分けの船にいつしか乗ってしまい、どこへ…向かうかも分からず日々生きているだけ。なのに読んでいて、かくも楽しく引き込まれ作品自体が愛おしくなるとは。作家の文章技巧のなせる技なのだろう。氏の新作はもう読めないのか。嗚呼。続きを読む
投稿日:2023.12.31
nobwow
宛字(借字)の文体に慣れるまでは、いちいち気になってしまうが、リズムが掴めてしまえばシンプルな青春物語だった。修文モテすぎやろと思いつつ、物語の終い方が好きだった。 著者、亡くなっていたと知らず。あ…とがきで驚いた。続きを読む
投稿日:2023.12.12
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