【感想】今日のかたすみ

川上佐都, 森優 / ポプラ社
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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4
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1

ブクログレビュー

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  • はる

    はる

    このレビューはネタバレを含みます

    一番お気に入りの話 愛が一位
    気になった登場人物 百ちゃん

    少数派タイプの遥くん目線で話が進んでいくので、百ちゃんが嫌なタイプに思えてくるけど、きっと百ちゃんが一般的で、結構かわいいことや謙虚なことを言っていて、なんだか、不憫だなぁと思いました。
    でも、私も遥くんタイプなので、遥くんの戸惑いに共感(笑)

    多分、遥くんは、百ちゃんのようなタイプしか好きにならないような気がする(笑)
    難しいよね。

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    投稿日:2024.05.15

  • 澪

    このレビューはネタバレを含みます

    日常の何気ないひとこまを文字に起こすと、ありふれた出来事も心が温まる思い出になるのだと思えた作品。青年から大人へ、いい意味で酸いも甘いも知り尽くした大人になる前の、悩める若者たち。
    ライフステージの変化に伴い、誰もが同じ場所にとどまることはできない。関係性も変わっていく。変わったとしても、ともに過ごした日々の思い出は確かに残る。
    登場人物の心情の描写がリアルで、等身大だった。表現の仕方や比喩もおもしろく、声を出して笑った場面もあった。今日のかたすみ、取るに足らない出来事にこそ、味がある。ライトに楽しめる作品だった。

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    投稿日:2024.05.04

  • 瞳子

    瞳子

    このレビューはネタバレを含みます

    わたしの好きな連作短編集ということで読み始めました。どの話も面白かった。1番が、、決められないな…愛が一位かピンクちゃんかな?悩む。。みなさんの感想を読むの楽しみにしている!みなさんの1番はどれだ!?

    愛が一位は、遙くんの自分のしたいことをしたい気持ちも、百ちゃんの自分の思い通りに動いてほしい気持ちもわかりながら読んだ。それぞれに引っかかるところがあって、こんなカップル居そう!って思った。

    毎日のグミは、全然話の行き着くところがわからなくて、緋名とママが仲直りすることが行き着くところ?と思いながら、そわそわしながら読んだ。

    避難訓練は、戻田のことを心配しながら読んだ。あとめっちゃ戻田って口に出した。戻田、言いたくなる魔法のワード。

    ピンクちゃんはほんとーにあっという間に読み終わってしまったわ。続きが気になるお話ナンバーワン。中原さんがすごく好き。とっても愛嬌があるよね。かわいい。

    荷ほどきは待ちに待ったモキチ視点のお話。ほかの人の視点だと楽観的で行動力のあるモキチが、実際は考えをめぐらせて行動しているところに驚きだった。あと、誰とでも楽しく気を遣わず会話できそうなキャラのイメージだったので意外だった。

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    投稿日:2024.04.22

  • 眼鏡猫

    眼鏡猫

    他人と暮らす、共に生きる、ということについて思い巡らせる5篇の連作短編集です。私は「愛が一位」に一番近い(共感)と思って読みました。
    自分1人では生まれなかった、誰かとの時間で芽生える感情が煩わしくもありくすぐったくもあり、愛おしくもあり、でもだから1人が好きなんだよなあと自分を許してしまう甘えもあり。自分とは違う価値観に触れられるという意味で感情を揺さぶられる作品でした。

    #NetGalley
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    投稿日:2024.04.15

  • 柴犬ミミ

    柴犬ミミ

    子供が少ないって政府が騒いでるけど、結婚しない人も増えてるって新聞が言っている。

    その背景って、こんな感じなのかな

    投稿日:2024.02.20

  • ふう(ナオ)

    ふう(ナオ)

    川上佐都さんの2作目の作品。
    前作『街に跳ねる』も良かったので
    新作を楽しみにしている作家さんのひとり。

    部屋と家を舞台に描かれる連作短編集。
    第1話「愛が一位」
    ルームシェアを解消し恋人と同棲を始める遙の話。
    恋人との生活にモヤモヤとしたものを抱えるが
    彼は〈他人の言うこと・することをまず飲み込む癖がついていた〉
    無理をしていないかな。
    そんな心配をしてしまう。

    思春期の娘が元父親の家に居候する
    第2話「毎日のグミ」も好き。
    久しぶりに2人で過ごす時間が愛おしい。

    第3話「避難訓練」
    男3人のルームシェアの様子が書かれているが
    第1話の遙とは違う面も見られて楽しい。

    アパートの隣人同士が交換日記を始める
    第4話「ピンクちゃん」
    ちょっと切なくて。
    隣人のおばあさんと、この先も交流は続くと信じたい。

    第5話「荷ほどき」
    社交的なモキチだが、他人には見せない顔がある。
    〈俺らは確実に歳を重ねていた〉
    モキチが友人と楽しむ花火。
    そのシーンがパーッと頭の中で広がる。

    確実に歳を重ねてきた私も新鮮な気持ちで楽しめる。
    川上佐都さんの次回作をいまから楽しみにしている。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.19

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