【感想】わたしの名店

三浦しをん, 西加奈子, 中江有里, 美村里江, 宇垣美里, 清水由美, 山田ルイ53世, 塩谷舞, 稲垣えみ子, 道尾秀介, ジェーン・スー, 岡崎琢磨, バービー, 朝井リョウ, 瀬尾まいこ, 佐藤雫, 清水ミチコ, あさのますみ, 畠中恵, はるな檸檬, 小川糸, 久住昌之, 川内有緒, 澤村伊智, 朱野帰子, 最相葉月, 藤岡陽子, 森見登美彦, 石津亜矢子 / ポプラ文庫
(23件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あお

    あお

    作家のみならず女優や芸人等も含めた28名それぞれにとっての名店、一品を紹介したエッセイ集。
    見事なまでに行ったことのないお店ばかりだが
    それぞれのお店に関わる想いには共感を覚えた。
    こんな時はここ!ってお店があるって、それだけで心強い。続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • のりぞ

    のりぞ

    著名人(主に作家)が紹介する、推しの店とメニューえをエッセイで。
    読んで良さそうだったら行ってみようと思っていたのだが、遠くの店やら居酒屋やら(自分はお酒を飲まない)が割と多く、行けそうにない店のほうが多い。
    ってことは、ただでさえ文章、表現が冴えてる人たちだけに、フィクションを読んでいるのと同じなのではないか。
    というわけで、普通にエッセイを楽しみました。
    もちろん、実在店なのでお店の場所と写真は検索しながら。
    おかげでスマホが低速に切り替わりました。。。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.26

  • 燕ふわり

    燕ふわり

    オールドタイランドが出てきて嬉しかった!
    わたしも大好きなお店。ガパオも食べたことあるけどいつも頼むのはパッタイ。
    他のタイ料理屋さんでも食べたことあるけど、ここの甘みと酸味が絶妙なのよ大好き。

    んどランチに赤坂のやぶそばに行ってみよう。
    京都ではキッチンゴンにも行ってみたい。ピネライスとはなんぞや。
    はやぶさ温泉も、桃の花見、温泉のついでに訪れたい。

    わたしの名店はどこだろう?そんなことを考えながら読むのも楽しい時間になった。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • vespa

    vespa

    行きつけのお店。人に自慢するものでも無いが、あればいいよね。座れば気の置けない人達がいて落ちつく事が出来る場所。家族とは違う距離感の店主など。まさに絶妙。

    投稿日:2024.04.10

  • 四木

    四木

    表紙に惹かれて手に取った本。
    目次を眺めると、有名な方のお名前がズラッと並んでいて、テンションが上がりました。

    いずれも実在している(していた)お店なので、片っ端からGoogleマップの行ってみたいリストに追加しました。
    当然ながら皆さまの文章が巧くて、どれも美味しそうで……気になります! この本に載っているお店を巡る旅に出たら、とても楽しそうですねえ


    (以下、読みながら綴った感想)


    2023/12/16 目次-p.17

    目次
    わぁ……! 有名な方ばかり。
    ジェーン・スーさん、すき! いらっしゃるのですね。彼女のエッセイが好きです。
    畠中恵さんは、しゃばけシリーズにハマっていたことがあります。
    森見登美彦さん! 独特な、面白い文章を書く方ですよねえ。

    目次を見て、本編を読んでいくのがなおさら楽しみになりました。わくわく!

    p.10
    “「むふふ」と笑ってしまう。”
    「うふふ」ではなくて、「むふふ」と表記するところが三浦さんらしいです。

    p.12
    “私は酒飲みなので、外食時は特に、味にメリハリがあるものを好む。”
    以前、友人と唐揚げを食べた時、わたしはしょっぱくてややしんどかったのですけれど、お酒が飲める友人は「味がしっかりしていて良い」と褒めていました。お酒が飲めるか否かで、味付けの好みが変わるのですね。

    p.15
    実在するお店なのですね。行ってみたいです〜。


    2023/12/19 p.17-53

    p.16
    “自分が住む家はもちろん、友人の引越し先を嬉々として一緒に巡るタイプ。”
    そんな人がそばにいてほしいです。どの家にしたら良いかまったくわからないので、アドバイスをいただきたいです。

    p.20
    “西加奈子(にし・かなこ)………1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。”
    イラン生まれエジプト育ちって凄いプロフィールですね……! 初めて知りました。

    p.23
    “応援してくれていた人たちが事務所を辞めた途端に波が引くように去った”
    順調な時だけ寄ってくる人は厭ですね。不調な時だけ寄ってくる輩も厭ですけれど。
    どんな時もそばにいてくれる人たちを信用します。

    p.28〜29
    “人の感情を再現する役者の仕事柄か、私は店内での食事中の様子や、食後店外へ出たお客様の表情を拝見すると、そこが美味しいかどうか大体推し量ることができる。”
    素晴らしい才能! そこまで人のことを観察しているのはさすがです。

    p.31
    “毎回注文し続けた。夫と私で3皿完食したことがあることも白状しておこう。”
    ご夫婦それぞれの美味しい時の反応を描写してから、さらにここまで言われて(書かれて)しまったら、食べたくなってしまいます。遠いですけれど、いつか絶対行きたいです。

    p.32
    “美村里江(みむら・りえ)………”(中略)“著書に『ミムラの絵本日和』『ミムラの絵本散歩』”
    嗚呼! 誰かと思ったら! ミムラさんなのですね。改名されていたとは知りませんでした。
    ミムラねえさんが好きとのことで、親近感を抱いていました。上記のどちらか、積読になっているはず……。探します。

    p.40
    “女は地図が読めない、と申します。失敬な話です。”
    ですます調の文章がないなぁと思っていたら、登場しました。

    予想より丁寧かつ、軽快なリズムの文章。面白いです。“よござんしょ?(p.42)”と問われれば、つられて「よござんすね」と返したくなっちゃいます。
    プロフィールによると、日本語教師だそうです。ことばに敏感な方だから、このリズムを生み出すことばを選べるのかもしれませんね。

    p.47
    “全ての元凶は極度の人見知り。”
    あら。山田ルイ53世さん、人見知りなのですね。親近感。

    p.47
    一人称、“著者”のタイプなのですね。面白いです。

    エッセイを読み終えて、こういったところも人見知りゆえなのかもしれないなぁと感じました。やや距離がある感じ。


    2024/01/01 p.54-97

    p.54
    “それがあまりにも美味(おい)しくてガパオが大好きになった”
    それくらい美味しいと感じるものと出会えるのは素晴らしいですね。
    わたしは、ライチジュースがそれに当てはまります。マンマパスタのライチジュースが大好き。中国はライチをよく食べるらしくて、中国にも行ってみたいです。

    p.74
    “体格のせいか態度のせいか、大酒飲みと思われることが多い。だが、私は下戸だ。ほぼ一滴も飲めない。”
    なんだか勝手なイメージで、お会いしたこともないのに、ジェーン・スーさんはお酒が飲める方だと思っていました。全然飲めないなら親近感。わたしもです。

    p.76〜77
    “彼が作るオリジナルノンアルコールドリンクがべらぼうに美味しいのだ。”
    お酒にしろノンアルコールにしろ、“べらぼうに美味しい”と感じたことがありません。とても気になります。わたしの口にも合うでしょうか……?
    bar meijiuさん。いつか行ってみたいです。


    2024/01/02 p.100-108

    2024/02/20 p.108-126

    p.125
    “二冊目の単行本、『ぬしさまへ』が出た後、この店の一階で、『しゃばけシリーズ』を、この後どういう風に書いていくか、話したことを覚えている。”
    一時期「しゃばけ」シリーズはよく読んでいたので、感動……。この場所であの物語について語っていたのですねえ。

    p.125
    “小説を書き始める前、大して売れない漫画家をしていた頃も、同じだった。”
    漫画家さんだったのですか! 絵も描ける方だったとは……。多才。


    2024/03/30 p.126-187

    p.127
    “単行本から文庫になり、最近アニメにもなってくれた。”
    アニメ化したのですか、『つくもがみ貸します』! 調べてみます。

    ……残念。現在、Netflixでは配信されていないようです。

    p.133
    “私がアトピー持ちであったこと、”
    あら。一緒ですね。親近感。

    p.136
    “漫画家・東村アキコのアシスタントを経て、”
    へぇ……! アシスタントさんだったのですね!

    p.139
    “私が私とデートする、大切な時間でもある。”
    自分を大切にするところ、すてきです。

    p.140
    “江戸前寿司はあらかじめ味がついているので、醤油はつけない。”
    (中略)
    “江戸前寿司の特徴は、ネタのひとつひとつに丁寧な仕事がしてあることだ。酢や塩でしめたり、煮たり、タレに漬けたりして、生魚を加工し、日持ちを良くする。ゆえに、技術がものを言う。酢飯に刺身をのせただけのただの寿司とは、奥行きが違うのである。”
    そうなのですねえ。生魚のお寿司と江戸前寿司の違いを知りませんでした。そもそも、江戸前寿司を食べたことがないかも……?
    加工しないほうが、素材の良さを活かす必要があるように感じてしまうのですけれど……手を加えるからこそ板前さんの技術が伝わるってことなのでしょうか。切るだけと思ってらっしゃるのかもしれないですけれど、その切る技術を身につけることが先ず大変だと思いますけれどねえ……。
    美味しい江戸前寿司を食べたら、わたしも大好きになるのかもしれません。

    p.155
    “『目の見えない白鳥さんのアートを見にいく』でYahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。”
    嗚呼、あの本の方ですか!

    p.161
    “このトンネルを抜けたら最初に行く店は「Restaurant MU」だ。その時が一日も早く来ることを願いながら日々を生きている。”
    そこまでお好きな場所なのに、楽しみにしていたのに、“*2022年に閉店(p.162)”の文字が切ないです……。結局、行けなかったのでしょうね……。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • kinako

    kinako

    大好きなお店の一皿にまつわるエッセイ。著者28名が思い入れのある料理やお店を紹介している。食べることは単にお腹を満たすことだけでなく、家族や友達、好きな人などとの幸せな(楽しい)思い出が結びつき、舌と脳に忘れがたい記憶として残るのだろう。どのエッセイ、お店も捨てがたいけど、朝井リョウさんの着眼点の面白さに笑った!続きを読む

    投稿日:2024.03.30

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