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角田光代 / 河出文庫 (2件のレビュー)
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くにちゃん
髭黒の大将とその妻の応酬が、強烈で印象深かった。玉鬘の元に出かける間際の夫に、灰を浴びせかける場面は、妻の心情が痛いほど伝わってきた。 紫式部は、本当にすごいと思う。和歌のやりとりにおいて、筆遣いか…ら人柄を類推している箇所では、再び原文にあたって読み味わいたい。 筆者の後書きに、「なぜ昔から人々は、物語をよみのか」という問いについて記されており、深く共感した。続きを読む
投稿日:2024.03.20
真琴
「初音」〜「藤裏葉」 夕顔の忘れ形見、玉鬘をめぐる恋の駆け引きが描かれます。光君の庇護のもとにあるにせよ、あんな風に言い寄られたら「うざい!!」って思ってしまうだろうとその姿が痛々しい。「女子三従の教…え」の重みを感じた巻でもありました。続きを読む
投稿日:2024.02.19
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