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魚住直子, 植田真 / ポプラ文庫ピュアフル (11件のレビュー)
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小凛
こんなことなら死なないものに生まれたかった。 死なないものを探して歩いて行った小熊は、森のはずれで見つけた石にのろうとするが…。 「生きる」ことを考える、動物たちの七つの物語。 動物が主人公のちょっ…と寓話っぽい物語。 迷える動物たちが見つけるのは、ちょっとの勇気だったり、思いやりの心だったり。なにより今を精一杯生きることが大切だと教えてくれます。続きを読む
投稿日:2023.12.26
はっさく
動物たちとの、不思議でかわいらしいやりとりの話。読みやすいけど、哲学的だったり。 「アメンボリース」 うすく、うすく、すくいとったの。その、薄くてほっとするお守りをみんなそっと心に持っている、気が…する。勇気が出るひみつの布。 「朝の花火」「そらの青は」 醜い心も優しい心も、きっと誰でも持っていて。自分を理解してくれる存在に会えた時の、何物にも変えがたい喜び。 「光る地平線」「クマのあたりまえ」 そうやって、死ぬまではたしかに生きよう。 死ぬのは今でもこわいけど、死んでるみたいに生きるんだったら、意味がないと思ったんだ。 ありのままにカッコつけずに生きるのは難しい。だって嫌われたくないし、カッコよく思われたいし。まあでも、生きやすいのは自然体だな。ただ実直に、誠実に、そうあれたらいい。続きを読む
投稿日:2023.09.06
はる
今まであたりまえだと思っていたことを、話を読んでじっくり考えることができた。たとえば、人はどうして死ぬんだろう?など。死なないものってあるのかなあ。「死んでるみたいに生きてるんだったら意味がないと思っ…たんだ」たしかに、死んでるみたいに生きてるんだったら死んでるのとほぼ変わらないから、せっかく生きてるんだったら自分のしたいことや楽しいことをした方が絶対にいいと思った。続きを読む
投稿日:2023.07.15
hibiehon
動物たちの姿を通して「生きること」を考えさせる9つの物語。動物だけど人間の姿の反映。どの話も哲学的。優しく切ない。そしてちょっとドキッとする。動物に根源的な疑問を投げかけられているようで。
投稿日:2023.01.05
ka
・短編集、現実とファンタジーの間を行ったり来たりして、けっこう暗い展開や結末もあるがそこから学びがあるお話だと思う。教科書に載っているというのも納得。 ・アメンボのお話がとても好み、こういう不思議であ…たたかい体験を子どもの頃にしてみたかった続きを読む
投稿日:2022.05.30
知恵
児童書だから文章は優しいけど 色々と深く考えさせられる短編集。 「そらの青は」 「光る地平線」 「クマのあたりまえ」 が特に好きだった。
投稿日:2022.03.22
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