【感想】魏武注孫子

曹操, 渡邉義浩 / 講談社学術文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • echigonojizake

    echigonojizake

    理論と実践が並んでいて読みやすい。孫子はちゃんと読めていなかったのだけれどもこれはよいですね。

    理論家の孫子と、中国が生んだ軍事と政治と芸術の天才である曹操の解釈が組み合わされており、理解が深まります。

    無形で勝つ、戦で将がしてはいけないこと、風林火山の解釈などが特によかった。さらに三国志時代の実際の戦いの概説もある。必ずしも曹操が勝てたわけでもない、というのがさらに興味深い。

    組織マネジメントの参考になるし、何より生き方の指針になりそう。良書でした。
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    投稿日:2023.11.01

  • みのる

    みのる

    勝ちやすいやり方、パターンがある。
    敵味方は、どちらがそのやり方に則っているか。
    こちらが有利なのであれば、戦う(勝てる)
    そうでないなら負けるから、戦わない。

    敵を知り己を知るだけでなく、
    定石をしり、敵と己を比較する、なのかもしれない。

    状況は、刻々変わるので、情報をとる。
    相手が自滅するように仕向ける。
    利益を与えて、とりにいかざるをえなくする、など。
    兵は詭道なり。


    曹操は、なぜ、孫子の注釈をつけたのだろう。
    自分の思考回路を示したかったのではないか。
    自分と同じ思考ができる人間が増えれば、
    それだけ仕事が進む。
    でも、他国には渡したくないものだったのではないか。
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    投稿日:2023.10.24

  • 愛と幻想

    愛と幻想

    孫子に曹操が注をいれているというなかなか凄い本。
    読み下しや原文もあるし解説もある。
    前文と解説にダブりが多い気がするけど読む前の準備と読んでから改めてと思えばありかな。
    目標を持った組織やチームを差配する人向け。
    その中に役割があるなら差配される側が読んでも役に立つと思います。
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    投稿日:2023.10.17

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