【感想】いまこそガーシュウィン

中山七里 / 宝島社
(64件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
9
18
23
6
1

ブクログレビュー

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  • nori-kokkosan

    nori-kokkosan

    このレビューはネタバレを含みます

    最後に明かされた「愛国者」の正体。会話や狙撃方法もろもろ最初からミスリードされてた。でも幼い頃、肌の色で差別されたってあったけど…キューバ系白人とは?私の読み間違いかな?? 生い立ちも最期も悲しい
    今回は、岬洋介がショパンコンクールのファイナリストでもあるエドワード・オルソンと競演。ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」(聞いたことあった!!)ミステリー要素も驚きも少なかったけど音楽シーンは楽しめた。

    今年、アメリカ大統領選挙ありますね~

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    投稿日:2024.05.06

  • Chie

    Chie

     アメリカ・ファーストを謳い、ヘイトスピーチも堂々と行うような人物が第45代アメリカ合衆国大統領に選出されたことにより、ありとあらゆる場所で黒人が迫害されるようになってしまう。そんな中、〈愛国者〉は大統領の暗殺を依頼される。そしてその場はなんと、アメリカ屈指のピアニストであるエドワードと岬洋介の競演の場だった。

     今回は犯人捜しというよりは、がっつりピアニストとしての岬洋介がみられる。〈愛国者〉側からの視点も多く、暗殺者でありながら、一音楽家としての苦悩や、岬と競演できることの喜びも綴られている。今回は完全に音楽小説という感じで、ミステリを期待して読むと、ちょっと物足りないかなぁ。
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    投稿日:2024.04.29

  • komitora

    komitora

    いつも思う。
    岬のピアノが聴きたいと。

    多様性とは。
    主流、メジャー、大多数。
    もっと柔軟な知恵はないのかな。

    投稿日:2024.04.29

  • wasabi

    wasabi

    これはミステリーといえるのかどうか。確かに〈愛国者〉の正体を最後まで推理するんだけれど、推理するのはもっぱら読者であって、岬を含めた登場人物の誰でもない。クラリネットのレ二かタイロンか、あるいはトランペットのウィリーか。もっとも誰が〈愛国者〉であろうとも構わないわけで、積極的に謎解きしようという意欲は湧かなかった。根拠もなく、肌の色や言葉遣いから最も意外な人かなとは勘ぐったけれども、これはおよそ推理とはいえない。ところで、著者は岬をどこまで何に昇華させちゃうんだろうか。すでに神格化されている。いいのかな。続きを読む

    投稿日:2024.04.23

  • natsuki813

    natsuki813

    大統領選挙の影響で人種差別が激化するニューヨークで、
    多様性を訴えるため、ガーシュウィンのコンサートの
    準備を進めるピアニストの岬と仲間たち。その陰で、
    大統領暗殺計画が進行しつつあった…。

    投稿日:2024.04.22

  • きなこ餅

    きなこ餅

    継続して読んでいるシリーズ最新作!
    アメリカ大統領選・人種のるつぼといったテーマと、ガーシュイン作曲のラプソディ・イン・ブルーという組み合わせは良い( ´∀`)bグッ!
    ラプソディ・イン・ブルーがお披露目された初演が1924年2月らしく、今年は100年目という節目が感じられて嬉しかったです。些かミステリー要素が薄かったように思いましたが、次作も楽しみです。

    『音楽で暴力に立ち向かおうとするのかい。それはファンタジーだよ。』
    『音楽には暴力に比肩する力があります。』

    2024.4
    続きを読む

    投稿日:2024.04.18

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