【感想】翻訳者による海外文学ブックガイド2 BOOKMARK

金原瑞人, 三辺律子 / CCCメディアハウス
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まこと

    まこと

    翻訳者による海外文学ブックガイド。
    BOOKMARK1に続き読みました。
    YA向けの本が紹介されています。
    私は翻訳書もYA向けも実は苦手なんですが。
    テーマ別に紹介されています。



    13絵と字で無敵!グラフィックノベル特集

    14against!「ノー」と言うこと

    15Be short! 短編特集

    16stranger than fiction? ノンフィクション特集

    17Books on Books 本についての本特集

    18Other Voices, Other Places 英語圏以外の本特集2

    19Fat but land Fun 分厚い本特集

      緊急特集2022 Books and wars 戦争を考える

    20It will resonate 詩の本特集



    既読本も何冊かありました(本についての本特集に多かったです)。短編小説、戦争の本はあまり読む気になれませんでした(戦争の本は現実が今、あまりに大変なのでそれ以上読みたくない気持ちです)。
    分厚い本は、面白そうでした。
    今年の冬は『戦争と平和』読もうかと思わされました。
    詩の本特集も嬉しかったです。
    図書館にあるものがあれば読んでみたいです。
    普通のブックガイドにあまり載っていない翻訳もの(YA向け)が載っているので翻訳ものがお好きな方にお薦めです。
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    投稿日:2023.09.07

  • dai-4

    dai-4

    やったことがないからあくまで想像だけど、各国の背景のみならず、時代や宗教などまで絡んでくるだけに、ただ右から左へ訳せばよいというものではなく、目に見える遥か上の労力が必要となるに違いない翻訳という作業。基本的には自分が気に入った作品を訳するとはいえ、並々ならぬ決意的なものが裏には存するはず。となると、その翻訳者自身が評する場合、批判的なものにはなり得ない。知る限り、書評はポジティブなものが大半だし、本書の趣旨に何ら反対はなく、本作も前作同様、楽しく味わわせてもらったんだけど。そして読みたい本もまたたくさん見つかり、列挙するのも大変な量だったから、本書の中に直接チェックを入れました。続きを読む

    投稿日:2023.08.29

  • でん@読書垢(かもしれない)

    でん@読書垢(かもしれない)

    タイトルの通りの本であるが、紹介されている本云々の前に、この本の作りそのものがまるで美術館の企画展みたいで心地よい。
    紙の本も手に入れようと思う。
    きっともっと心地良くなるはずだ

    投稿日:2023.08.15

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「やっぱり翻訳モノはおもしろい。
    読めば読むほど、もっと読みたくなる。

    19年10月に刊行した『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』(1~12号収録)の第2弾、完結編。
    13号(18年12月)~20号(23年2月)に、「緊急特集 戦争を考える」を加えた全9号が1冊の本になりました。フィクションやとんでもなく厚い本、短篇、詩等のほか、「戦争を考える本」も紹介。江國香織さん、多和田葉子さん、東山彰良さん、ブレイディみかこさん、町田康さん、森絵都さんなど、総勢31人の作家の方々によるエッセイも収録した贅沢な翻訳本案内です。」

    13「絵と字で、無敵!」グラフィックノベル特集
    【エッセイ】グラフィックノベルの新時代とスタン・リー 95歳の死──小野耕世(映画・漫画評論家)

    14「against!」「ノー」と言うこと 
    【エッセイ】不羈という一言──あさのあつこ(作家)

    15「Be short!」短編特集
    【エッセイ】遠い他国の和平を願う──宮内悠介(作家)

    16「stranger than fiction?」ノンフィクション特集 
    【エッセイ】現実こそオチがつく──ブレイディみかこ(ライター)

    17「Books on Books」本についての本特集 
    【エッセイ】我が友バートルビ──都甲幸治(アメリカ文学研究者・翻訳家)

    18「Other Voices,Other Places」英語圏以外の本特集2 
    【エッセイ】翻訳と詐欺──多和田葉子(作家・詩人)

    19「Fat but/and Fun」分厚い本特集 
    【エッセイ】分厚い本──桜庭一樹(作家)

    緊急特集2022 Books and Wars 戦争を考える
    青山七恵、江國香織、恒川光太郎、酉島伝法、東 直子、東山彰良、深緑野分、星野智幸、穂村弘、町田康、松田青子、森絵都 and more……

    20 It will resonate 詩の本特集
    【エッセイ】詞と詩のあいだにあったもの──斉藤 倫(詩人)
    続きを読む

    投稿日:2023.08.09

  • NORIS

    NORIS

    書店におかれたフリー冊子「BOOKMARK」は、CDサイズのコンパクトなつくりとオザワミカさんの表紙イラストが好きで、ときどき手に入れそびれながらもほぼ毎号手に入れていた(行きつけの書店がたまたま配布してくれてたおかげは大きい)。その13〜20号まで(緊急特集2022を含む)の五年分が本にまとまった。

    この企画のすごいところは、タイトルにある通り基本的に翻訳した本人がその訳書を推すというスタイルで、原作の魅力を知り尽くし、なんとか日本の読者にも届けたいとエネルギーを注ぎ込んだ当事者の思いが、そのときどきのテーマごとに出版社の枠を超えて集まっている。この冊子から興味を持って手にとり読んだ本も少なからずあるし、積んである本も、そのうち読もうと頭のリストに入れてる本もそうとうある。

    「BOOKMARK」は20号をもってひとまず幕となった。こうして2冊の本に結実したものがあるので当分読む本には困らないけれど、「緊急特集2022 Books and Wars」では書店でフェアもひらかれ、そのとき読むべき本を探すためのよい水先案内人であった。洪水のような出版物の中から旬の作品を教えてくれる同じような企画がまたどこかで生まれてほしいものだと願ってしまう。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.03

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