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高橋杉雄 / 中央公論新社 (11件のレビュー)
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horinagaumezo
防衛研究所防衛政策研究室長である著者による現代軍事に係る分析の入門書。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、防衛費の大幅増額が決定される中で、一般国民が防衛問題を考える上での基礎的な知識を提供する…ことを意図している。 軍事力も政策手段の1つであるという前提を共有した上で、戦場の状況を分析する上でのポイントとなる原則や現代における戦争の特徴を整理し、陸・海・空・宇宙とサイバーについて、現代の戦闘がどのような展開で進むのか、また、それぞれについての自衛隊の取組を解説している。 戦争や防衛問題について、国際政治学や近現代史の観点からはともかく、純粋に軍事的な観点からの知識は自分にはほとんどなかったので、本書は勉強になった。ロシア・ウクライナ戦争の例をしばしば出してくれるのも、わかりやすく、また、当該戦争についての理解も深まり、ありがたかった。 ただ、戦争や軍事的なことに疎い自分にとっては、本書の内容は、具体的にイメージが湧いたり、体得したりするといったところまでは至らなかった部分も少なくなかった。続きを読む
投稿日:2024.06.16
oriduru1970
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_04.html 函館ミグ25亡命事件
投稿日:2024.03.02
たけ坊
軍事を分析するのに必要な基礎的な知識と着眼点を教えてくれる入門書的な。 まずはリアリズムやリベラリズム、アナーキーな国際社会といった国際関係理論から始まる。冷戦後の国際政治の流れを辿り、ステートクラフ…ト(国家の政策の立案と展開)の手段としての軍事力について説明する。そして平時の企業や官僚組織と変わらない軍事力と戦時のアートとしての性質、NCW、C4ISR、兵站、正規戦と非正規戦等についても触れている。 陸海空に宇宙、サイバーといったそれぞれのドメインの戦いの特徴と、各自衛隊の整備に関してまとめている。 最後に戦略分析の手続きとして、戦略文書を読むのに情勢分析、予算、法律から分析することと、それぞれの着眼点を紹介。 軍事に関心を持つ人はガンダムとか兵器好きと、シミュレーションゲーム好きの大きく2パターンがあって、前者が多いと感じているんだけど、筆者は自分と同じ後者パターンだったのが親近感湧いた。続きを読む
投稿日:2024.02.14
九重九十九
現代軍事の基本入門書 本書は軍事の基本を伝えるとともに、これからの日本人として軍事と無関係ではいられない時代で何を考えていくかのきっかけを与えてくれる。 民主主義国家の国民として土台の知識がないと考え…もないからである。我々は政府・自衛隊を見守り、時に選挙という形で口出しをしないといけないのだ。続きを読む
投稿日:2024.01.07
すじがね堂
なるほど こういうことなのか。……読み終わったら 世界の見かたが すこしだけ 変わった感じがした。理解することから はじめてみなくちゃ なにもはじまらない。テレビ越しだけど 語り口のわかりやすさが…最後まで続いて、ともかく 勉強になりました‼️続きを読む
投稿日:2023.12.31
kun92
煽りもなく、淡々と順序立てて語る内容で、スッキリ読める。 そもそも軍事とはから始まって、戦争とは何か、現代においてそれどう言う意味があるのか。 そうして、陸海空宇宙サイバーの軍事分析、それぞれに対応す…る自衛隊の現在をかたり、「日本で軍事を語るということ」は、最終章なのだ。 語る以前に、まず理解してもらわんと話にならんという現実。 著者の、後書まで合わせて面白く読んだ。 こうすべき、こう考えるべき、と言う話は(多分)一切なかった。 考えるときに、議論するときに、こう言うことを考えなあかんと。 そう言う本。ある意味必読かな。続きを読む
投稿日:2023.12.23
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