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穂村弘 / 筑摩書房 (22件のレビュー)
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森の中
穂村さんの本名が「辻」(しんにょうの点は一つ)だと知った。 その「辻」を高確率で「述」と誤記されるとあった。そうなのか。しんにょうの点を二つ書いてしまうほうが多そうだけれど、そんなのは普通すぎて面白…くないか。そんなものでは文章にならないのかもしれないな。 (本題と関係ないが、プロが文章を書くこと自体の操作性に思い当たってしまった。そりゃそうだ、面白く書くのがプロなんだ。気持ちよく面白がってられるのは作家のおかげなんだな。穂村さんの文章が好きなのは、天性のものに惹かれたからと自分で思ってたけど、違うのかもな。) なんてことない言葉やどうということもない会話を拾って題材にしてるの、エッセイではよくあるけど、穂村さんの捉え方と文章自体がいいんだろう。 宇宙に飛ばされてる穂村さんの表情を想像するのが面白い。 この本では「妻が妻が」があまり無くてよかった。続きを読む
投稿日:2024.05.04
kuritanu
手に入れたらすぐさま読み始め、一気に読んでしまう。 そんな本はほむほむのエッセイくらいかもしれない。 特別な体験を描いているわけではないけれど、目のつけどころと表現がうまい。何度も声を出して笑った。 …同じ体験をしても、こんな風には書けない。 だから短歌も素晴らしいのだし、心を打つのだと思う。 すごい才能。こんなにいい時間を過ごせて感謝。続きを読む
投稿日:2024.02.25
jyunko6822
いつもながらの言葉のマジシャン、穂村先生のエッセイにハズレはありません。 しいて言えば、自分の拙さ情けなさ語彙の少なさ頭の悪さ、思い知らされたよう。 クスッと笑ったり、しんみりしたり。
投稿日:2024.01.06
ortensia
歌人の穂村弘さんによるエッセイ。 帯に『偶然性による結果的ポエムの考察』と書いてあり、?となるのだけれど、読んでみて納得。 街角でふと耳にした会話、お店の看板……たまたま出会った言葉の断片が、詩に見…えてくることがある。そんな偶然生まれたポエムのような言葉について、穂村さんが考えたあれやこれやが綴られている。 “ 妹が目の前で眠っています。そばつゆに髪の毛を浸して “ 知人からこんなメールがきて、一体どんな状況なのだと色々想像したというエピソードや、喫茶店でたまたま聴いた衝撃的な会話、違和感のある看板など… 読んでいて、思わずクスッと笑ってしまうものばかり。 他愛ない日常の断片から、穂村さんの静かでシュールな、妄想の世界が拡がっていく。 些細なことが気になって、色々想像してしまう気持ち、とてもよく分かります… 言葉って、奥深くて面白いなと、改めて思った。続きを読む
投稿日:2023.11.21
kaho
見逃してる日常が多すぎるのでは?と思うほど、穂村さんが過ごしてる日常の世界線が違う気がした。 日常ってこんなに詞に富んでるの? 即答断言ガールズが好き。 私だったらそれまでポイントになってる判断材料に…引っ張られるだろうけど、全く違う角度で判断して、それが確かに...おぉ...!ってなったら、惚れてしまうよね。続きを読む
投稿日:2023.10.07
しろ
エッセイが読みたくて初めて手に取った本! 穂村さん、ほんとにおじさん? 「しかし、ビールで」ー 日常の中でハッとする言葉や出来事に出会った瞬間を、丁寧に面白く伝えてくれる本。何気ない日々も、考え方…次第でおもしろくなるんだなぁ☁️✨この本から穂村さんが気になり、短歌にも興味が出ました。続きを読む
投稿日:2023.09.20
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