【感想】ディズニー みんなが知らないピーター・パン フック船長 だれよりもネバーランドを夢見ていた男

講談社 / 講談社KK文庫
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  • アラエッサ

    アラエッサ

    このレビューはネタバレを含みます

    三姉妹が呪いをかけたクルエラの翡翠のイヤリングや、トレメイン夫人の翡翠のブローチは、ロンドンの古物商にてそれぞれの手に渡っていった。
    そのロンドンの古物商にそれらを運んだのは(運ばされたのは)、フック船長だった。という、前作や前々作に繋がる話から始まった。
    ピーターパンの無邪気な恐ろしさもあり、ネバーランドに憧れる未来のフック船長(ジェームズ)、面白かった。
    最近この本に限らず、ピーターパンって結構嫌な奴だなという印象が強まっている。映画本編での「空飛ぶ悪魔だ!」というフック船長の台詞にその通り!と頷きたくなる。昔みた、大人になればフック船長の気持ちがわかるというコメントを思い出す。
    これが大人になるということか…

    幼い頃にネバーランドへ行き、帰ってきてしまったがまた行ってピーターパンやロストボーイズ達に会いたいジェームズ(フック船長)。
    海賊船に乗ってネバーランドに行きたく、海賊の本を山ほど読み、知識をつけ、名門大を卒業すると、酒屋で有名な海賊船長・黒ひげに会い、知識を買われて海賊の一員に(執事のスミーもお供に)。その後、巨大イカに襲われて力を発揮し、手下たちの信頼を得る。黒ひげは船の墓場まで壊れかけの船を持っていき、代わりに三姉妹から新しい船長を得るまで封印されてい赤と金メッキの海賊船を得て、フック船長に譲る。木箱や黒いバックルと共に、三姉妹を訪ねて黒ひげ自身の呪いを解くことと、ネバーランドに連れていってくれるだろうと言われる。
    キルケはネバーランドにあなたの求めるものはない、この森で一緒に暮らそうと誘う。
    三姉妹は行きの魔法の粉をやるから、ティンカーベルを持ってこいという。
    ネバーランドに憧れる余り、三姉妹の言う通りネバーランドに行くと、ピーターパンからもロストボーイズからも大人ということで邪険に扱われるが、スミーの機転でパーティを開くので来て欲しいということに。
    パーティでチョコレートケーキに睡眠薬を入れてピーターパンやロストボーイズらを眠らせる。ジェームズがティンカーベルを網でとり、左手で掴む。粉で船が宙に浮き始める中、ピーターパンやロストボーイズがみな無事眠っているか確認していると、ピーターパンがいない。気づくとピーターパンは起きていて、左腕がティンカーベルと共に海に落ちていき、腕はワニに食われた。
    気絶し、目が覚めると手下が作ってくれたフックが左腕に。
    嘆きの迷宮では、母親たちが子供の名を呼び、子供がそこに行き母親と会うと、ネバーランドから帰ることになるという話をキルケから聞く。
    嘆きの迷宮に行くとピーターパンが男の子を帰しているところだった。
    「ピーターパンもママの迎えを待ってるのかい?」
    「いいや、僕のママはとっくに死んでいるし、君のママも死んでいる」と、現実世界とネバーランドでは時間の進み方が違うのを思い出しつつ。
    なぜ幼少期、俺を現実に返したのか問うと、
    「ここの生活をワクワクさせてくれるやつが欲しかった。海賊とかね!三姉妹に会って少しの妖精の粉と、僕の影を交換した。その時、おとぎ話の本も知り、君の運命も知っていた。
    フック船長、ネバーランドにようこそ!」
    おのれピーターパン!

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    投稿日:2024.01.28

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