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養老孟子, 名越康文 / 日刊現代 (15件のレビュー)
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勇気の花
5章からなる対談集なんだけど、全編面白いわけではないのだけれど、面白い章はとことん面白かった。 面白くないのは、お二人と司会役だけで話が完結してしまっているような感じがするところで、一言あるいは説明が…一文あっても良いのになと思うところがついていけない感覚になる。 ところが、何故だろう、南海トラフ地震が起きれば、明治維新や戦後のように日本が大きく変わるというテーマのときはやたら面白く読めたな。 こういう人はこのお二人だけではなくもっと在野にも沢山いるのだろうから、もっともっと出てきて侃侃諤諤やれば良いのにとき思う。でもまあそれだけでは他力本願がすぎるので、自分でも何かできないかな、まずは田舎に移住だな。移住したとて何かがすぐに生み出せるわけではないのだろうけど、土の道を歩く日を増やせば、自分の何かを引き摺り出すようなことができるのではないだろうかと、この本を読んで強く思った。続きを読む
投稿日:2024.05.17
panpii
お二人の対話から、日本社会が見失いつつある人間の本来の姿、自然とは何かが伝わってきた。 話題は分散していたが印象に残ったのは、日本人は原因を求めすぎている、健康至上主義に陥っている、居心地の良い状態…がどいういう状態かを考えていない、といった内容でした。 まずは定期的に自然に触れて、呼吸を整えることから始めます。続きを読む
投稿日:2024.03.21
cmano8
南海トラフ地震が起きることを前提にどう生きたいか考えておくと良いよ、って、言われたら普通なんかオカルトっぽかったり防災っぽく聞こえるけど、 そういうことじゃなくて、単に「起きることに対して捉われること…なく生きれるように、何があってもある意味すがらず焦らず動じずで自分の大切だと思うことをやり続けたら良いよ」って言われた気がした。 夏目漱石が、内発的と外発的の話を書いている。内発的ならどうなっても応用が効くし発展するが、外発的だと外から入ってきたものにいつも惑わされるということだから、なかなか前に進まない。by養老孟司 何に自分を溶かしていくかを考えてみる=生きることを考えてみること。溶かすってネガティブな言い回しではなく、文字通り、周囲に対して自身を出して交わらせていくことだとしたときに、生きるってそういうことだから。その手法のひとつが、SNS的なものだとしても、それ自体は良いことだと思うby名越康文続きを読む
投稿日:2024.03.10
kiyop92
養老先生はタバコ好きだったんだ。 で終わってしまった読後感、毒?が抜けたきた気がする先生の肩肘張らない対談だった。
投稿日:2023.12.30
「おやっさん」
解剖学の養老孟司さんと精神科医の名越康文さんの独特な対談。 74歳の自然流な生き方をしている私には納得する事ばかりでした。 明治維新以後、内発的な気概で行動を起こさない日本人・日本人社会、南海トラフ大…地震で、ガラガラポンになったとき、しっかり対処できるための準備をしておけとのお言葉、しっかり心に据えておかなければなりません。 馬鹿なテレビ、新聞から離れ、たまにはこんな会話に親しむというのもいいものです。続きを読む
投稿日:2023.12.03
雨宮はな@スーツケースひとつで生きる映画好きな日本人
再読した。 風変わりなおじいちゃんと毛色の違うおじいちゃんの対談。 日本語についてだったり、田舎をもつことについては面白く読んだ。 けれど、すごい先生たちなのはわかるが、「とにもかくにも現代と東京は…ダメ」に繋がって常に否定されている気分になる。 こんなことを言っても、本人達にそのつもりがなかったり、「ほら、こう言いだしちゃうから」って言われるんだろうなとも思う。 帯にある「読んでも治りませんが、大量のヒントはあります」という文は上手くいったものだなぁと感心した。 ただ、次の南海トラフ地震については今のうちから対処したほうがいいと素直に思えたので、そこには感謝だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2023/10/20の感想 おじいちゃんとおじいちゃんの対談。 タイトルの印象が強すぎた気がする。続きを読む
投稿日:2023.11.29
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